ヴェルファイア202との格闘 #202ブラック #vellfire
いつも同じような事を書いて申し訳ないですが・・・
トヨタのカラー202(黒のソリッド色)は大変なんです!(笑)
新車から3年超が経過したヴェルファイアの202カラーがご入庫しました。
まー、キズ・シミがあるわあるわ・・・これ、当然のお話ですが、他のカラーのお車でも同じ事が起きているんですよ!ただ、202を始めとした濃色系のカラーは、淡色系に比べて様々な症状が見えやすい、という事なんです。
ゆっくり写真を撮って作業を進めたかったんですが、今週はスタッフ3人で7台の施工を同時進行しなければいけなかったので、格闘後の写真からしか残っていません(笑)
ルンバが這いずり回ったような痕でしょ?(笑)
※完全水性コンパウンドを使用していますので、表面にギラギラが残っていません。ギラギラが残るコンパウンドは油性系なので、キズが見えなくなったりしてごまかせるんですよね。水性コンパウンドは写真のように、コンパウンドがすべて細かく粉砕されて美しい粉体状になります。
実はこの状態(研磨直後)が、ボディー表面が一番きれいなんです。なぜか?それは、この後に
・洗車&拭き上げ
・コーティング剤塗りこみ&拭き上げ
という作業をしなければならず、この作業の間に必ず拭きキズが入ってしまうからなんです。
なので、僕たちディテーラーの間では、202カラーを100%満足な状態で仕上げた!って言える人はいないと思います(;^ω^)
フロント左についているミラーも外して研磨しています。
ボンネット内の樹脂パーツもしっかりコーティング!
ワイパーも外して樹脂コーティング!ツヤがよみがえります。
色んな査定基準があると思いますが、僕の個人的な達成感からすると90点!ただ、仕上がりに関しては60点ですかね。。。
プロショップのなかには、油系のものを使ってごまかす仕上げをする人もいると思います。確かに納車の時は見栄えはいいんですよ!多少の小傷も埋まってくれて、つるつるピカピカに見えるんですから。でも、数週間もすれば化けの皮(油の膜)が剥げてきて、ごまかしていた小傷や磨きキズ、磨きムラなどがどんどん見えてきて、、、なんて事もあるんですよ!
(ちなみに当店は、すべて水溶性系のものしか使用しておりませんので、まったくごまかしようがありませんのでご安心ください♪(笑))
202は、職人にとっては一生満足のいく仕上がりにはならないカラーです( ノД`)シクシク…
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