プジョーのヘッドライトクリーニング(症状重度)&プロテクションフィルム
2022/12/09
なかなかヘビーな症状のお車が入庫しました。
今まで何度か研磨などを試されたんだと思います。とても状態が悪く、ヘッドライト本体にもクラックが入ってしまっており、車検の問題もあるので少し作業を躊躇しました。。。
※ヘッドライトの車検の話や各症状については以前のブログをご参照ください
▶タントのくすんだヘッドライトをクリーニング&保護フィルム施工♪
ただ、クラックをよくよく見ると、車検の際に問題となる光軸のラインからずれた場所にあるので「もしかしたらキレイにできれば問題ないかも?」と思い、思い切って作業を進めてみました。
作業手順
①サンディング
サンディングペーパーという言葉をご存知だと思いますが、簡単に言うと紙やすりですね。自動車用で出ている商品を使い、ヘッドライト表面をガシガシと削っていきます。
数種類のペーパーを駆使して作業を進めます。(車種によって使用するペーパーのメーカーや番手を変えています。)
ヘッドライトはポリカーボネートという樹脂で出来ていまして、その樹脂の上からハードコートと呼ばれるコーティング膜が塗布されています。ヘッドライトの劣化は、まずハードコートから始まります。そして樹脂本体へと進んでいきます。
・先ほどの写真
この写真の上半分は、ハードコートが剥がれてしまっている状態。
下半分が、ハードコートが残っている状態。
なので、まずはハードコートをすべて剥ぐ!
そして、樹脂の黄ばんでいる部分も削り取る!
という順番で作業を進めていきます。
②ポリッシュ(ツヤ出し・仕上げ)
この作業が大変重要です。美しく再生させることができるかどうかはこの作業にかかっています。
(最近流行りの「ヘッドライトスチーム」も当店では取り扱っておりますが、今回はその使用を断念しました。理由は冒頭に書きました「ヘッドライト本体に入っているクラック」のせいです。ヘッドライトスチームはまれに、クラックを広げてしまうリスクがあります。理由はよくわかっていませんが、経験上危険!と判断し、今回は研磨をする事にしました。)
・研磨途中
③保護フィルム(プロテクションフィルム)施工!
このメニュー、ヘッドライトの症状でお悩みの方はぜひご検討下さい!
なぜか?
それは!「ヘッドライトの美観を超長期間維持できるから~(チコちゃん風)」です。
おそらく5年以上は美しい状態を維持できます。フィルム自体は製造国のアメリカでは10年保証が付いているほどの商品ですので。
これ、すでに貼っています。分かりますか?
(ヘッドライトの周囲にフィルムがはみ出ているのが分かりますでしょうか?はみ出た部分は最後にカットします。)
こちらも貼っていますよ!
最後に
ヘッドライトは重要保安部品と言いまして、車検などの際にとてもチェック基準が厳しい部品です。また、安全な走行の為には、夜間の光量はドライバーにとってとても重要ですよね?(走行中、暗かったら運転が怖いですもんね)
出来れば、ヘッドライトがこうなる前に対策をしていただくのがベストです。
※コーティングをすればよい、と考えられている方も多いと思いますが、コーティングではヘッドライトの劣化は防げません!断言します。
僕個人が考える、ヘッドライトをキレイな状態で維持する為の対策
・ベストな対策
新車、またはヘッドライトがキレイな状態の時に、プロテクションフィルムを貼っておく!
車種によって料金は変動しますが、平均25,000円ぐらいだと思います。これで5~10年の美観を維持できるなら安いですよ!
・ベターな対策
黄ばみ、白ボケが出てしまった症状がある場合は、クラッシュタイプの水性コンパウンドでしっかり研磨してプロテクションフィルムを貼っておく!
研磨代は症状によって大きく変動しますが、両目で10,000~30,000円ぐらいだと思います。プロテクションフィルムは同じく平均25,000円ぐらいです。
コーティング専門店スタートラストへ
愛車のことで疑問やお困りの場合は、まずスタートラストへお気軽にご相談ください!当店で出来ない事でも、信頼できるお店のご紹介もします!
電話番号 052-485-8803
【定休日】毎週水曜日
【営業時間】9:00~19:00
メールアドレス contact@start-trust.jp
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