塗装が受ける被害(拡大写真あり)@ちょいとこばなし
車だけでなく、塗装全般に共通する話だとは思いますが、様々な外的要因によって、キズや汚れ、シミなど色々な症状が出ます。
それらをキレイにすることが我々の仕事であり使命なのですが、
「手遅れ」
の状態ってよくあるんです。
例えばこれ↓
ある車のボンネットなのですが、写真中央に白い丸いものが映っていますよね↑
拡大したのがこれ↓
これ、何なんだろう?実はこのボンネット、既に磨き作業は終了しているんです。磨いても取れない・・・この正体を知る為に、買っちゃいましたよ。。。マイクロスコープ
いったいうちは何屋なんだ?って言われそう(笑)
で、先ほどの小さな輪っかみたいなシミ?キズ?をマイクロスコープで撮ってみたのがこれです↓
周りに散らばっているキラキラは「塗装のメタリック」です。
見事に輪っか状にひびが入ってますね・・・こんな状態では、いくら磨いてもキレイにならない訳だ。
恐らく、クリア膜の深いところまでヒビが浸透していますので、上から研磨しても金太郎あめ状態で、次々と断面が見えてくるだけ。
更にこんな症状も撮ってみました↓
これも、磨きでは取れないものなのですが、目を凝らしてみると、凸凹してるんですね。以前からどーなってるのか気になってたんですが、ようやく判明しました♪
これです↓
クリアの奥までえぐれています。しかも無数に・・・
もっとアップ↓
幾何学模様としてみれば、きれいだなーって思うんですけど(笑)実際はこれですから↓
そら、磨いてもキレイにならない訳です・・・やっぱり手遅れでした。
これらの症状、恐らく「樹液」による被害かと思われます。日中、暑いから日陰を求めて木の下などに停める方は意外と多いと思いますが、木の下ではこんな被害が起こっているんですよねー。
なので、特に夏場の木の下での駐車はご注意!!!やめたほうがいいと思いますよ。
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