「シルフィードとWINCOS、どっちが良いの?」
「カーフィルムは種類も透過率も多すぎて選べない…」
そんな方向けに、この記事ではカーフィルムの正しい選び方と、シルフィード・WINCOSの比較、そしておすすめ透過率をまとめました。
名古屋のように夏の気温が高く、都市部で車内温度が上がりやすいエリアでは、遮熱フィルム選びで快適性が大きく変わります。この記事を読めば、初心者の方でも失敗しない選び方が分かります。


カーフィルム選びで失敗しないための基本(初心者向け)
まず押さえたい「役割」と選び方の流れ
カーフィルムは、新車オーナー様の「これから数年」を守るための重要な投資です。遮熱・UVカット・プライバシー保護・防犯・飛散防止機能を備えた高機能フィルムを、プロの技術で丁寧に施工することで、家族と愛車を一度に守ることができます。
カーフィルムには大きく分けて5つの重要な役割があります。それぞれが、新車オーナー様が直面する課題を解決するための重要な機能です。
1. 遮熱・UVカット:車内温度上昇を抑制し、内装を守る
シルフィードやWINCOSプレミアムなどの高品質フィルムは、IR90%カット・UV99.9%カットで、車内温度の上昇を大幅に抑えます。
名古屋のように夏の外気温が35度を超える日も多い地域では、遮熱フィルムの有無で車内環境が大きく変わります。実際の測定データでは、外気温32℃、直射日光下での測定で、施工前38.5℃→施工後25.6℃と、平均13℃の温度差を実現しています。
UVカットは単なる日焼け対策ではなく、ダッシュボードの劣化、シートの色あせ、レザー素材の劣化防止など、車内全体の寿命にも影響します。特に、家族連れやお子さまを乗せる機会が多い方には、この機能が非常に重要です。
2. プライバシー保護:同乗者や荷物を守る
透過率を調整することで、車内の様子が外から丸見えになりにくくなり、同乗者や荷物を守ることができます。夜間や停車中でも、視線を気にせず車内でくつろげる環境を実現します。
3. 防犯性の向上:車上荒らしのリスクを低減
窓ガラスを割りにくくし、車上荒らしや盗難の「狙われにくさ」を高めます。車内が見えにくくなることで、ターゲットにされにくくなる効果もあります。
4. 飛散防止による安全性:事故時の二次被害リスクを軽減
事故や飛び石でガラスが割れても、破片の飛散を抑え、同乗者への二次被害リスクを軽減します。特にお子さまやご家族を乗せる機会が多い方には、この安全性が非常に重要なポイントです。
5. 紫外線(UV)カット:肌と内装を長期的に守る
UV99.9%カットにより、同乗者の肌を守るだけでなく、ダッシュボードやシートなどの内装の劣化を防ぎます。長期的に愛車の価値を維持するためにも、この機能は欠かせません。
選び方の流れは次の通りです:
- ① 効果(UV・遮熱)を優先する? 見た目(プライバシー)を優先する?
- ② 車種や用途に合う透過率を選ぶ
- ③ フィルムの種類(シルフィード・WINCOS)を決める
- ④ 施工前に透過率測定ができる専門店を選ぶ
この流れを押さえるだけで、ほとんどの失敗を避けられます。

よくある失敗例(透過率・車検・安物フィルム)
カーフィルムの失敗で多いのは次の3つです。
- 車検不適合になる透過率を貼ってしまう
- 安価な金属フィルムで電波干渉が発生する
- 遮熱性能が低く、夏の車内が暑すぎる
特にフロント3面は「可視光線透過率70%以上」が必要で、名古屋のユーザーでも多くの方がこの基準を誤解しています。
フィルムの「厚み」と性能の関係
あまり知られていませんが、フィルムの厚みは性能に大きく関係します。一般的に:
- 厚いフィルム:耐久性が高く、遮熱効果が安定しやすい
- 薄いフィルム:価格が安いが、経年で劣化しやすい
シルフィードもWINCOSも「プロ用フィルム」で十分な厚みがありますが、ネット通販の薄いDIY向け商品とは性能がまったく異なります。
体感だけでなく、科学が裏付ける性能|専用機器による正確な計測データ
カーフィルムの効果は、体感だけでなく、専用機器による正確な計測データで科学的に証明されています。シルフィードやWINCOSプレミアムなどの高品質フィルムは、以下の数値でその性能を示しています。
車内温度の実際の改善効果
実際の測定データでは、外気温32℃、直射日光下での測定で、施工前38.5℃→施工後25.6℃と、平均13℃の温度差を実現しています。名古屋のように夏の外気温が35度を超える日も多い地域では、この温度差は体感できる大きな違いとなります。
エアコンの効きも良くなり、燃費向上にもつながります。特に、炎天下の駐車後でも車内温度の上昇を抑えられるため、小さなお子さまや同乗者がいる場合には、この効果が非常に重要です。
赤外線(IR)カット率:約90%
太陽光に含まれる赤外線(熱線)を約90%カットすることで、車内温度の上昇を抑制します。この数値は、熱線領域のメーカー公表値に基づいており、名古屋のような高温地域では特に効果を実感しやすい性能です。
紫外線(UV)カット率:約99.9%
シルフィード・WINCOSプレミアムはいずれもUV99.9%カットを実現しており、有害UV領域のメーカー公表値に基づいています。UVカットは単なる日焼け対策ではなく、ダッシュボードの劣化、シートの色あせ、レザー素材の劣化防止など、車内全体の寿命にも影響します。
プライバシー保護・防犯の効果
透過率15%以下になると、後席はかなり見えにくくなり、防犯にも有効です。荷物の盗難リスクを減らす目的で選ばれる方も増えています。車内が見えにくくなることで、車上荒らしのターゲットにされにくくなる効果もあります。
経年劣化で透過率はどう変わる?
フィルムは経年で伸縮し、わずかに透明度が変化します。フロント3面はもともと70%ギリギリである車種も多く、数年後に車検に通らなくなる例もあります。
施工前の透過率測定ができる専門店を選ぶ理由は、この点にあります。
法規制と車検対応|知らないと違反になるポイント

可視光線透過率70%ルールを正しく理解する
フロントガラス、運転席・助手席は「可視光線透過率70%以上」が必要。これはガラス+フィルムの合算値で決まります。
貼った後に車検不適合になるケース(劣化・測定誤差)
フロント3面のフィルムは、以下で不適合になることがあります:
- 元のガラスの透過率が低い
- 経年劣化でフィルムの透過率が下がる
- 測定器の誤差(±2〜3%)との兼ね合い
施工前に必ず測定し、プロの判断を仰ぐことが必須です。
透過率ごとの見え方比較
透過率の違いは、車内の見え方に大きく影響します。
- 70%前後:ほぼ透明。フロント向け。
- 15%前後:後席が薄く見えるレベル。人気。
- 5%前後:夜間は車内がほぼ見えない。プライバシー重視。
(ここに写真②:透過率比較の写真)
シルフィード(IKCS)の特徴と性能|向いているユーザー像

ラインナップと透過率・厚み
シルフィードは金属レス構造で電波干渉がなく、フロント3面との相性が非常に良いフィルムです。
- UVカット率:99.9%
- IRカット率:平均90%
- 透過率ラインナップ:3〜80%
- 厚み:プロ用として十分な耐久厚
遮熱・UVカットなど実際の効果
フロントガラスに施工しても電波干渉が少なく、カーナビ・ETC・スマートキーが安定するのもメリット。名古屋の強い日差しでも車内温度の上昇をしっかり抑えます。
料金相場と耐久性
施工料金は車種により異なりますが、市場では比較的お手頃。耐久性も十分で、5年以上の持ちを期待できます。
WINCOSプレミアム(LINTEC)の特徴と性能|高透明・高級志向向け

ラインナップと透過率・厚み
WINCOSプレミアムは、遮熱性能の高さが特徴。特に TSER(総合遮熱)で優れた数値を持ち、高温になる名古屋でも効果を感じやすいです。
- UVカット率:99.9%
- IRカット率:平均88%
- 透過率ラインナップ:3〜70%
透明感が求められる車に選ばれる理由
ガラスのギラつきが少なく、自然なクリア感。輸入車の雰囲気にとても合います。
料金相場と耐久性
シルフィードよりやや高価ですが、透明感・遮熱性能にこだわる方に支持されています。
シルフィード vs WINCOS 徹底比較|どっちが自分に最適?
ここでは両者の違いを比較表でまとめます。
| シルフィード | WINCOSプレミアム | |
|---|---|---|
| UVカット | 99.9% | 99.9% |
| IRカット | 約90% | 約92% |
| 透明感 | 高い(自然) | 非常に高い |
| 電波干渉 | なし | なし |
| 料金 | やや安い | やや高い |
車検対応と透過率|失敗しないおすすめ透過率3選(70% / 15% / 5%)
フロント/サイドの法基準
2025年2月、国土交通省より「フロントガラス透過率の適正測定」に関する全国指導が行われ、車検時の測定基準が明確化されました。
これは“ガラス+フィルムの合算値”で決まるため、フィルムが透明でも、ガラス自体の初期透過率が低い車種では70%を下回る可能性があります。
当店は国交省が指定する正規測定機 PT-500の保有店で、施工前にガラス素地を正確に測定し、施工後も同じ条件で透過率を検証することで、フロント3面の施工可否を”数値に基づいて”判断できる体制を整えています。施工前に測定機で透過率をチェックできる専門店を選ぶことが、車検対策の第一歩です。
間違えない透過率の選び方
迷ったら、以下の3つから選べば間違いありません。
- 70%前後(ほぼ透明) … フロント3面向け、安全に車検対応。
- 15%前後(人気No.1) … 後席が薄く見える、自然なプライバシー。
- 5%前後(濃いスモーク) … プライバシー・荷物保護を最優先。
「見た目で選ぶ」のではなく、「夜間の視認性」「目的」「車の使用環境」で選ぶのが正解です。
シルフィード

ウィンコス

プライバシーと遮熱効果のバランス取り
遮熱効果は濃さに依存するのではなく、フィルムの構造そのものに依存します。
シルフィードもWINCOSも、透明フィルムでも十分な遮熱性能があり、濃いフィルムにしなくても快適性を確保できます。
用途別・車種別のカーフィルム選び方
車種・使い方によって、選ぶべき透過率やフィルムの種類は大きく変わります。
ファミリーカー(熱中症・子どものUV対策)
後席に子どもが乗る場合、紫外線カットだけでなく、車内温度の上昇を防ぐ遮熱フィルムが必須です。
- おすすめ透過率:8~20%
- ポイント:炎天下の駐車後に車内温度が上がりにくい
セダン・SUV(高級感・プライバシー重視)
SUVやセダンでは、窓の大きさや室内空間の広さから、遮熱性能の高いフィルムの恩恵が大きくなります。
- おすすめ透過率:3~20%前後(自然な雰囲気)
- SUVのリアゲートには8%も人気
スポーツカー(軽量透明遮熱フィルム)
スポーツカーは後方視界が重要な車種も多く、透明遮熱タイプの選択が多いです。
- おすすめ:シルフィード or WINCOS の 70〜80%
- 見た目を損なわないクリアな仕上がり
▶ フィルム選びで迷ったらこちら:
フィルム選びガイド で、用途別の選び方を詳しく解説しています。最近はやりのデジタルインナーミラーや、リアガラスのドライブレコーダーなどの映りがどうなるか?など気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。
施工品質が仕上がりを左右する|プロ施工 vs DIYの違い
プロ施工が必要な理由(ごみ噛み・ゆがみの発生)
カーフィルム施工は、ほんのわずかなホコリでも目立つため、施工環境とプロの技術が直接仕上がりに影響します。DIYではフィルムが歪んだり、ゴミが噛むケースが多く、特にリアガラスの曲面施工は難易度が高いです。
カット済みフィルムの「失敗しやすさ」
ネット通販の”カット済み”はサイズ誤差が大きく、プロが現車に合わせて型取りするものとは精度が全く異なります。
施工環境(温度・湿度)が品質を左右する
カーフィルム施工は、温度・湿度・照明環境が重要。
温度が低いとフィルムの伸びが悪く、湿度が高いと乾燥が遅れて仕上がりに影響します。
専門店は空調管理された施工ブースで作業するため、均一で美しい仕上がりが可能です。
プロッター精密カットによる美しい仕上がり
プロ施工では、プロッターによる精密カットで、お車に合わせた正確な型取りが可能です。データベース完備により、車種ごとに最適なカットパターンを使用することで、気泡やゴミを抑えた美しい仕上がりを実現します。
手作業カットでは精度にばらつきが出やすいため、プロッターによる精密カットが重要です。
密閉ブースでの施工環境
カーフィルム施工は、ほんのわずかなホコリでも目立つため、密閉ブースでの施工環境が重要です。専用剥がし台を使用し、温度・湿度・照明環境を管理された環境で作業することで、均一で美しい仕上がりが可能になります。
一般工場ではホコリ混入のリスクが高く、仕上がりに影響が出やすいため、密閉ブースでの施工が必須です。
JAFA認定・3年間の品質保証
JAFA(日本カーフィルム協会)認定店では、正しい施工と保証を提供しています。当店はJCAA認定(2026年度よりJAFAに名称変更)の中部支部所属店として、3年間の品質保証をお付けしています。
保証期間内に自然発生した剥がれ、劣化、変色など「お客様に原因がない不具合」については、貼り替えなどの対応を無料で行います。施工内容と保証内容を明記した保証書をお渡しします。
専門店の保証・透過率測定のメリット
プロ施工のメリットのひとつが「保証」と「透過率測定」。
- 施工前に専用機材(PT-500)で透過率の測定ができる
- 車検に通る可能性が極めて高いフィルム選択ができる
- 施工後に3年間の品質保証がある
- 万一の剥がれ・浮きにも無料対応
累計4,700台以上の施工実績と98%の満足度を誇る当店では、これらすべてがDIYにはない大きな利点として、お客様にご提供しています。
●車検での計測で使用される「PT-500」計測器。※写真は当店が保有している実機です

よくある質問(FAQ)|初心者の不安をまとめて解決
どの透過率が一番人気?
もっとも多いのは15%前後です。
自然で、夜間の視認性も保たれやすく、プライバシーもしっかり確保できます。
真夏にどれくらい車内温度が下がる?
車種や状況により変わりますが、遮熱フィルムを施工することで体感温度で−5〜−10度ほどの差を感じるケースもあります。
車検に通る透過率は?施工前に測れる?
フロント3面は70%以上が必須。
当店では施工前に測定器で現在のガラス透過率をその場で測定し、基準をクリアするフィルムをご案内しています。
何年くらい持つ?劣化すると何が起こる?
プロ用フィルムの場合、耐久性は5〜7年が目安です。劣化すると透明度が下がったり、色味が変わったりすることがあります。
迷ったらこれでOK|カーフィルム選びのポイント総まとめ
性能(遮熱・紫外線)で選ぶ
名古屋のような高温地域では、遮熱性能の高いフィルムが快適性の要です。
透過率(車検対応)で選ぶ
特にフロントは「ガラスの初期透過率」が重要。施工前測定ができる専門店を必ず選んでください。
施工環境と専門店の実績で選ぶ
施工ブースの環境、技術力、施工後の保証の差は大きく、長く乗るほど差を実感します。
▶ 用途・目的別に選びたい方はこちら
フィルム選びガイド をあわせてご覧ください。
【お問い合わせ・ご相談】
プロテクションフィルム・カーコーティング・カーフィルムの施工をご検討の際は、
名古屋市中川区の専門店スタートラストまでお気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望に合わせて、最適な施工プランをご提案いたします。
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コーティング専門店スタートラスト
愛知県名古屋市中川区吉津1-1502

