カーフィルムを貼りたいんですが、透過率ってどう選べばいいんですか?
透過率選びはカーフィルムで最も重要なポイントです。車検基準や用途に合わせた正しい選び方を、この記事で詳しくお伝えしますね。
この記事でわかること
- カーフィルムの透過率の意味と、数値ごとの見え方の違い
- 車検に通るフロント3面の透過率基準(70%ルール)の正しい知識
- リアガラス・フロントガラスそれぞれの透過率の選び方
- 透過率選びで失敗しないためにプロが教える3つのポイント
今すぐフィルムの種類や料金を確認したい方は、当店のカーフィルム施工ページをご覧ください。
カーフィルムの透過率とは?数値の意味を正しく理解する
透過率(可視光線透過率)とは、ガラスやフィルムが光をどれだけ通すかを示す数値です。数値が高いほど光を多く通し、低いほど暗くなります。
透過率3%と30%って、そんなに違うんですか?
透過率3%のフィルムは外から車内がほぼ見えない状態になります。一方、透過率30%は車内がうっすら見える程度です。この数値の違いが、プライバシー性能や車内の明るさに直接影響します。
たとえば純正ガラスの透過率が75%で、透過率20%のフィルムを貼った場合、合計の透過率は約15%になります。フィルムメーカーが表示している透過率は「フィルム単体の値」であることが多いため、実際の仕上がりはさらに暗くなることを覚えておきましょう。
車検や街頭検査で使用される正式な測定器は、光明理化学工業製のPT-50および後継機のPT-500です。2023年1月13日の国土交通省通達により、可視光線透過率の測定はPT-50またはPT-500で行うことが明確化され、適切な測定器を使用して測定することが求められるようになりました。なお、TM2000やTINT METER TM1000といった簡易測定器は参考値を測る用途にとどまり、車検の合否判定には使用できません。

透過率の計算方法を知っておこう
実際の透過率は「ガラスの透過率 × フィルムの透過率 ÷ 100」でおおよその目安を計算できます。ただし、これはあくまで理論値です。ガラスの経年劣化や製造ロットによる個体差があるため、正確な数値は実測でしか確認できません。
車検に通る透過率の基準|フロント3面の70%ルール
フロントガラス・運転席・助手席の3面は、可視光線透過率70%以上が車検の絶対条件です。これは道路運送車両の保安基準 第29条第3項で定められています。
リアガラスには規制がないって本当ですか?
はい、その通りです。後部座席の窓ガラスとリアガラスには透過率の規制がありません。極端に言えば透過率0%(完全に光を通さない)でも車検は通ります。そのためプライバシー保護や遮熱を目的としたスモークフィルムは、リアガラス周りに施工するのが一般的です。実際に新車購入時に「リア全面にスモークフィルムを貼りたい」というご依頼は非常に多く、当店でも施工の約7割がリアガラス周りです。
| ガラスの位置 | 透過率規制 | 貼れるフィルム |
| フロントガラス | 70%以上(必須) | 透明UVカット・IRカットフィルムのみ |
| 運転席ガラス | 70%以上(必須) | 透明UVカット・IRカットフィルムのみ |
| 助手席ガラス | 70%以上(必須) | 透明UVカット・IRカットフィルムのみ |
| 後部座席ガラス | 規制なし | スモーク・カラーなど自由 |
| リアガラス | 規制なし | スモーク・カラーなど自由 |
フロント3面に透過率70%未満のフィルムを貼ると、車検不合格になるだけでなく、道路交通法違反として検挙される可能性があります。「貼ったまま車検を通す裏技」などの情報は絶対に信用しないでください。
また、2026年3月には国土交通省から重要な事務連絡が発出されました。一部の検査場で行われていた「フィルムの透過率を測定せずに剥がすよう指示する」行為について、「不適切である」と明確に示されています。つまり、基準を満たしているフィルムは正当に使用する権利があるということです。

透過率別の見え方と特徴|3%〜90%まで徹底比較
透過率の数値によって、車内の見え方とプライバシー性能は大きく変わります。ここでは当店で人気の透過率を、実際の施工経験をもとに解説します。
一番人気の透過率ってどれくらいですか?
当店では透過率3%と13%が特に人気です。プライバシーを重視する方は3%、バランス重視の方は13%を選ばれる傾向にあります。
| 透過率 | 見え方 | こんな方におすすめ | 対応ブランド |
| 3% | 外からほぼ見えない(昼夜とも) | プライバシー最重視の方 | シルフィード / WINCOS |
| 8% | 外からほぼ見えない(暗め) | 高級車オーナー・SUVに人気 | シルフィード |
| 10% | かなり暗い(ほぼ8%と同等) | 8%に近い濃さを求める方 | WINCOS |
| 13% | やや暗い(純正プライバシーガラスより濃い) | バランス重視の方 | シルフィード |
| 20% | 純正プライバシーガラス程度 | 夜間の後方視認性も確保したい方 | シルフィード / WINCOS |
| 30% | やや薄め(車内がうっすら見える) | 明るさ重視で遮熱が欲しい方 | シルフィード / WINCOS |
| 89% | ほぼ透明(見た目の変化なし) | UVカット・IRカット目的 | シルフィード FGR-500 |
| 90% | ほぼ透明(見た目の変化なし) | フロント用IRカット目的 | WINCOS IR-90HD |
濃いフィルム(3%〜13%)の特徴
透過率3%〜13%のフィルムは、プライバシー保護と遮熱性能に優れています。特に透過率3%は車内が外からほとんど見えないため、荷物を積んだまま駐車する場合や、小さなお子様のプライバシーを守りたいファミリー層に支持されています。高級車のオーナー様からは「車内が見えないことで車格が上がって見える」というお声もいただいています。
透過率8%と13%の違いは、「外から見て車内がわずかに見えるかどうか」です。8%は昼間でもほぼ見えませんが、13%は晴天の昼間であればかすかにシルエットが見えます。この微妙な差が気になる方は、実際にサンプルで比較されることを強くおすすめします。
ただし、濃いフィルムは夜間の後方視認性が低下します。バック駐車やバックミラーでの後方確認に慣れが必要です。特に透過率3%は夜間にリアガラス越しの視界がほぼなくなるため、バックモニター搭載車に向いています。
中間フィルム(20%〜30%)の特徴
透過率20%〜30%は、プライバシーと視認性のバランスに優れた透過率です。純正プライバシーガラスの透過率は一般的に25〜30%前後のため、それと同等の見え方になります。
透過率20%はSUVやミニバンのリアガラスに施工すると、純正プライバシーガラスと同等の見た目になります。一方、透過率30%はセダンやコンパクトカーに施工すると、さりげない遮熱効果を得ながら車内の開放感を維持できます。どちらも遮熱性能は高いため、「見た目はあまり変えたくないけど暑さ対策はしたい」という方に最適です。
透明フィルム(89%〜90%)の特徴
透過率89%〜90%の透明フィルムは、見た目はほぼ変わりません。目的は紫外線(UV)カットと赤外線(IR)カットです。フロントガラスや運転席・助手席に施工できる唯一の選択肢であり、肌への紫外線ダメージや車内温度の上昇を大幅に抑えられます。紫外線はシミやそばかすの原因になるだけでなく、車内のレザーシートやダッシュボードの劣化も加速させます。透明フィルムはUV99%以上カットするため、乗員の肌と内装の両方を守れる実用的な選択です。
この記事の内容についてご相談いただけます
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当店では以下の3種類のフロント用フィルムを取り扱っています。
- シルフィード FGR-500:透過率89%、IRカット率90%、UVカット率99%以上
- WINCOS IR-85HD:透過率89%、IRカット率85%、UVカット率99%以上
- WINCOS IR-90HD:透過率90%、IRカット率70%、UVカット率99%以上

リアガラスの透過率の選び方|目的別のおすすめ
リアガラス周りの透過率選びは、「何を重視するか」で決まります。プライバシー重視なら3%〜8%、バランス重視なら13%〜20%、明るさ重視なら30%が目安です。
リアガラスと後部座席で違う透過率にできますか?
はい、可能です。ただし見た目の統一感を考えると、リアガラスと後部座席は同じ透過率にされる方がほとんどです。稀にリアガラスだけ1段階薄くするケースもありますが、外から見ると濃さの違いが目立つため、当店ではお車の形状を見ながらアドバイスしています。
目的別おすすめ透過率
| 目的 | おすすめ透過率 | 理由 |
| 車上荒らし防止 | 3%〜8% | 車内が見えないため荷物が狙われにくい |
| お子様のプライバシー | 3%〜13% | チャイルドシートや着替えが外から見えない |
| 高級車の見た目向上 | 3%〜8% | 重厚感のある外観になる |
| 遮熱・UVカット | 20%〜30% | IRカット性能が高く、車内温度を下げられる |
| 夜間の視認性確保 | 20%〜30% | リアガラス越しの後方確認がしやすい |
| 純正プライバシーガラス相当 | 20%〜25% | 純正の見え方と同等レベル |
なお、当店では施工前にサンプルフィルムをお車のガラスに当てて、実際の見え方を確認していただけます。画面上の写真だけでは実際の印象と異なることもあるため、現車確認をおすすめしています。
車種タイプ別のおすすめ透過率
お車のタイプによっても最適な透過率は変わります。ミニバンやSUVはガラス面積が大きいため、濃いフィルムを貼ると車内がかなり暗くなります。逆にセダンやクーペはガラス面積が小さいため、やや薄めのフィルムでも十分なプライバシー効果が得られます。
- ミニバン(アルファード・ヴォクシー等):3%〜13%が人気。ファミリー層のプライバシー重視
- SUV(ハリアー・ランクル等):3%〜13%が人気。アウトドア用品の盗難防止にも効果的
- セダン(クラウン・ベンツ等):8%〜20%が人気。高級感のある仕上がりに
- コンパクトカー(ヤリス・フィット等):13%〜30%が人気。車内の明るさを確保
フロントガラスの透過率|IRカットフィルムという選択肢
フロントガラスにフィルムを貼る最大のメリットは、夏場の車内温度を大幅に下げられることです。透明フィルムなので見た目は変わらず、エアコンの効きが良くなり燃費改善にもつながります。
フロントに貼っても車検は大丈夫なんですか?
はい、透過率70%以上をクリアしていれば問題ありません。当店で取り扱うフロント用フィルムはすべて89〜90%の透過率があるため、ほとんどのお車で車検基準をクリアできます。
ただし注意点があります。純正ガラスの透過率が低い車種(特に輸入車やプライバシーガラス仕様車)では、フィルムを貼ると合計透過率が70%を下回る可能性があります。施工前に必ず実測で確認することが重要です。
フロント用フィルム3種の性能比較
| 製品名 | 透過率 | IRカット率 | UVカット率 | 特徴 |
| シルフィード FGR-500 | 89% | 90% | 99%以上 | IRカット率最高。遮熱性能を最重視する方に |
| WINCOS IR-85HD | 89% | 85% | 99%以上 | 高い遮熱性と透明度のバランスが良い |
| WINCOS IR-90HD | 90% | 70% | 99%以上 | 透過率が最も高く、合計透過率を確保しやすい |
純正ガラスの透過率にギリギリの余裕しかない車種の場合は、透過率90%のWINCOS IR-90HDが安全な選択肢です。一方、ガラスの透過率に十分な余裕がある車種なら、IRカット率90%のシルフィード FGR-500が遮熱効果の面で最もおすすめです。
フロントフィルムの遮熱効果はどれくらい?
IRカットフィルムの遮熱効果は体感で明確に実感できるレベルです。夏場のジリジリとした直射日光の暑さが大幅に軽減され、ハンドルやダッシュボードの表面温度が下がります。エアコンの効きが良くなるため、燃費改善効果も期待できます。
特にIRカット率90%のシルフィード FGR-500は、赤外線の9割をカットするため、真夏の渋滞時でも車内の暑さが大幅に抑えられます。名古屋の夏は最高気温が38度を超える日もあり、フロントフィルムの需要は年々増加しています。お子様やペットを乗せる機会が多い方にとって、車内温度の抑制は安全面でも重要なポイントです。
当店ではフロントフィルム施工前に必ずガラスの透過率を実測し、施工後も測定結果を書面でお渡ししています。「貼ったけど車検に通らなかった」というリスクを未然に防ぎます。
透過率選びで失敗しないための3つのポイント
カーフィルムの透過率選びで後悔しないために、施工のプロとして3つの重要なポイントをお伝えします。
ポイント1:写真だけで判断しない
ネット上の施工写真は撮影条件(天候・時間帯・カメラ設定)によって見え方が大きく異なります。同じ透過率13%でも、晴天の昼間に撮影した写真ではかなり暗く見え、曇りの日に撮影すると明るく見えます。スマートフォンのカメラは明るさを自動補正するため、実際の見え方とかけ離れた写真になっていることも珍しくありません。
ポイント2:用途と生活スタイルから逆算する
見た目のカッコよさだけで透過率を選ぶと、日常の使い勝手で後悔することがあります。当店で実際にあった例として、「真っ黒にしたい」と3%を選ばれた方が、夜間のバック駐車がしづらくなり後悔されたケースがあります。逆に「明るい方がいい」と30%を選ばれた方が、「もっと濃くすればよかった」と再施工されたケースもあります。以下のような視点で選ぶのがおすすめです。
- 夜間の運転が多い → 20%以上がおすすめ(後方視認性確保)
- バックモニターがある → 3%〜8%でも問題なし
- 小さなお子様がいる → 3%〜13%(プライバシー+紫外線カット)
- 車内に荷物を置くことが多い → 3%〜8%(防犯対策)
- 純正の見た目を維持したい → 20%〜30%(自然な仕上がり)
ポイント3:安すぎるフィルムに注意する
極端に安いカーフィルムは、数年で色褪せ・気泡・剥がれが発生するリスクがあります。国産フィルムメーカーのシルフィードやWINCOSは、耐久性と品質が保証されており、当店では施工保証もお付けしています。
また、フィルムの品質だけでなく施工技術も重要です。どんなに高品質なフィルムでも、施工環境が悪ければ仕上がりに差が出ます。屋外施工ではホコリや花粉がフィルムに付着し、気泡や異物混入の原因になります。当店は完全屋内の施工ブースで作業を行い、仕上がり品質を安定させています。
フィルムの品質を見分けるポイントとしては、メーカー保証の有無と保証期間が目安になります。シルフィードやWINCOSなどの国産フィルムメーカーは、変色や気泡に対するメーカー保証が付いています。ノーブランドの格安フィルムにはこうした保証がないことがほとんどです。
ネット通販の格安フィルムをDIYで貼ることも可能ですが、気泡やシワなく貼るのはプロでも難しい技術です。特にリアガラスの熱成形は専門技術が必要なため、費用を抑えたい場合でも専門店への依頼をおすすめします。
名古屋でカーフィルム施工をお考えの方へ
透過率の選び方はわかったんですが、実際どこに頼めばいいか迷っています…
当店はJAFA(日本自動車フィルム協会)中部支部に所属するカーフィルム専門施工店です。サンプルを見ながら最適な透過率をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
ご依頼の流れ
お問い合わせ・ご相談
お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。ご希望の透過率やお車の車種をお伝えいただければ、概算のお見積りをお出しできます。
ホームページより自動入力にて概算のお見積りをだすこともできます。
来店・サンプル確認
お車にサンプルフィルムを当てて、実際の見え方を確認していただきます。(実際に一部貼って見てみたい場合は有料となります。)透過率に迷っている場合も、プロがお車の使い方に合わせてご提案します。
施工(2〜5時間)
完全屋内のクリーンブースで丁寧に施工します。車種やガラスの枚数によりますが、リア全面で約2〜3時間、フロント3面で約4〜5時間が目安です。
仕上がり確認・お引き渡し
施工完了後、仕上がりをご確認いただきます。フロントフィルムの場合は透過率の測定結果もお渡しします。日常のお手入れ方法もご説明します。
よくある質問
- カーフィルムを貼ると車検に落ちますか?
-
リアガラスと後部座席には透過率の規制がないため、どんな濃さのフィルムでも車検に影響しません。フロントガラス・運転席・助手席は可視光線透過率70%以上が必要ですが、透明IRカットフィルム(透過率89〜90%)であれば基本的にクリアできます。ただし、純正ガラスの透過率が低い車種では合計値が70%を下回る可能性があるため、施工前に必ず実測しましょう。
- 透過率3%だと夜間の運転は危なくないですか?
-
リアガラスの視界は暗くなりますが、サイドミラーでの後方確認やバックモニターがあれば日常的に問題ありません。ただし、バックモニター非搭載車の場合は20%以上をおすすめしています。
- 既存のフィルムの上から重ね貼りはできますか?
-
技術的には可能ですが、気泡や剥がれのリスクが高くなるためおすすめしません。既存フィルムを剥がしてから新しいフィルムを施工する方が、仕上がりも耐久性も格段に良くなります。
- 施工後にフィルムを剥がすことはできますか?
-
はい、専門店であればきれいに剥がせます。フィルムの種類や経年状態によって難易度は異なりますが、専用の溶剤とヒートガンを使用してガラスを傷つけずに除去できます。別の透過率に貼り替えたい場合も、既存フィルムの剥がしから新しいフィルムの施工まで一括で対応可能です。
- カーフィルムの施工について相談したいのですが
-
お電話またはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。車種と希望の透過率をお伝えいただければ概算見積もりもお出しできます。サンプルフィルムでの確認もできますので、迷っている方もお気軽にどうぞ。
まとめ
- 透過率は「ガラス+フィルム」の合計値で決まる
- フロント3面は透過率70%以上が車検の絶対条件
- リアは規制なし。目的に応じて3%〜30%から選ぶ
- 迷ったら13%がバランス最良のおすすめ透過率
- 写真だけで判断せず、サンプルで実際の見え方を確認するのが失敗しないコツ
カーフィルムの透過率は一度決めると簡単には変更できません。だからこそ、施工前にプロのアドバイスを受けることが大切です。フィルムの貼り替えは剥がし工賃もかかるため、最初の選択で納得できる透過率を選ぶことが結果的にコストを抑えることにもつながります。
自分の車にはどの透過率が合うか、直接相談できますか?
もちろんです。サンプルフィルムをお車に当てて一緒に確認できますので、お気軽にお問い合わせください。見積もりは無料です。



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