ポルシェは「乗って楽しいスポーツカー」であると同時に、近年は資産価値の高い投資対象としても注目されています。せっかく手に入れた一台なら、リセールバリューも走る楽しさも、どちらも妥協したくない――。そんなポルシェオーナーの間で、いま最も選ばれているボディ保護手段がXPEL製プロテクションフィルム(PPF)です。
最大の理由は、プロテクションフィルムが従来のコーティングの何十倍にもなる”物理的な保護力”を持っていることです。
※フィルムの種類によって性能は大きく変わりますのでご注意ください。本記事では、当店が推奨するXPEL製プロテクションフィルムを前提にお話を進めていきます。
「本当に元が取れるの?」「どれくらい守ってくれる?」「どの範囲に貼るのがベスト?」といった疑問にお答えしつつ、価格の目安・効果・ポルシェ実際の施工例までまとめてご紹介します。
結論から言うと、ポルシェにプロテクションフィルムを貼るならXPEL(エクスペル)一択だと考えています。その理由はこちらの記事でも詳しく解説しています。
ポルシェにPPFをすすめる2つの理由|リセールと「精神的な開放」
まずは、そもそもなぜポルシェにプロテクションフィルムが向いているのかを整理しておきましょう。当店が特に重要だと考えているのは次の2点です。
① リセールバリュー(売却時の価値)が非常に高い
ポルシェが販売する多くの車種は、リセールバリューが非常に高いことで知られています。代表的な車種は言うまでもなく、
・911シリーズ
・718シリーズ
その他にもカイエン・マカンシリーズ、パナメーラやタイカンなど、一部グレードでは新車時よりも中古価格が上がっているケースも少なくありません。
こうした車両では、飛び石や洗車キズを防いでボディコンディションを良好に保つことが、そのまま査定額アップにつながりやすいため、プロテクションフィルム施工に費やした費用以上の差額がつくケースも実際にあります。
当店施工ブースでGT3 RSにXPEL製PPFを施工している様子

別のお客様GT3 RS|ボディー全体と窓ガラスにXPELを施工した仕上がり

718 GT4のフロント周りにXPEL製PPFを施工した様子

これらのグレードでは、プロテクションフィルム施工にかけた費用以上に車両価格が上がることも多く、「PPF代は十分回収できた」とおっしゃるオーナー様の声を何度もいただいています。
② 愛車に「気兼ねなく」乗れる精神的な開放感
もう一つの大きなメリットが、乗り方そのものがラクになるという点です。特にポルシェは、
「リセールも高いし、絶対にキズを付けたくない」
というオーナー様が多いため、
・気持ちよくスピードに乗せたい場面でも、飛び石が怖くて踏めない
・もっと気軽にサクサク乗りたいのに、常に慎重に慎重に運転してしまう
など、精神的に窮屈な乗り方になってしまうことが珍しくありません。
そこで役立つのがプロテクションフィルムです。PPFを貼っておくことで、飛び石や生活キズへの不安が大きく軽減され、「多少の雨でも汚れでも、気にせず乗れる」状態に一気に近づきます。
XPELプロテクションフィルムの特徴|なぜ「一択」と言えるのか
PPFと一口に言っても、メーカーやグレードによって性能は大きく異なります。当店がポルシェにはXPEL製をおすすめする主な理由は次の通りです。
- 自己修復トップコート:洗車キズレベルの浅いスクラッチなら、日光やお湯などの熱で表面が「自己修復」し、スッとなじみます。※XPEL JAPAN公式の自己修復機能についてはこちらも参照ください。
- 高い耐候性・黄ばみにくさ:紫外線や温度変化に強いTPU(ポリウレタン)フィルムで、黄ばみやひび割れが出にくい設計です。
- 高い透明感:光沢系の「ULTIMATE PLUS」は、純正塗装の艶感をそのまま活かしながら保護できます。
- マット塗装にも対応:「STEALTH(ステルス)」は半ツヤマット仕上げのフィルムで、純正のマット塗装車にも非常に相性の良いシリーズです。
- 豊富なプレカットデータ:ポルシェ各車種専用のカットデータが充実しており、基本的にボディ上でカッターを使わずに施工できます。
特にポルシェのように曲面が多くデザイン性の高いボディの場合、プレカットデータの精度やフィルム自体の透明感は仕上がりに直結します。「XPEL一択」と言えるのは、こうした技術的な裏付けがあるからです。
施工プラン別の貼り方と価格イメージ
ここからは、ポルシェでご相談の多い施工パターンと、一般的な価格イメージ・おすすめの使い分けをご紹介します。
ライフガード施工(生活キズ重点)
あまり高速走行をせず、街乗り・買い物・通勤など普段使いがメインの方向けの最小限プランです。ドアカップやドアエッジ、バンパーコーナーなど、いわゆる「生活キズ」が入りやすい部分を中心に守ります。

・日常でストレスを感じやすい箇所だけ守りたい
・初めてPPFを試してみたい
という方におすすめです。
トップガード施工(水平面重点)
ボンネットやルーフ、トランクなど、上向きのパネルはどうしても雨ジミや花粉・黄砂等の影響を受けやすく、コーティングだけでは限界があります。その部分を集中的に守るプランがトップガード施工です。

青空駐車の方や、雨ジミによる塗装ダメージが気になる方に人気の施工パターンです。
フロントフル施工(飛び石対策の定番)
高速道路をよく使う、長距離ドライブが多いといったオーナー様に、当店で最も人気なのがこのフロントフル施工です。フロントバンパー・ボンネット・フェンダー・ヘッドライト・ドアミラーなど、飛び石を受けやすい前面をしっかりカバーします。

修理でフロントバンパーやボンネットを再塗装する場合、数十万円単位の費用と長期の入庫が必要になることも珍しくありません。そう考えると、事前にPPFで守っておくことは、いわば「飛び石保険」のような役割を果たします。
サーキットガード施工(ハードユース向け)
フロントフルよりさらに広範囲を守りたい方向けがサーキットガード施工です。サイドスカートやリアフェンダー前端など、サーキット走行やワインディングロードで飛び石を受けやすい部位まで丁寧にカバーします。

・サーキット走行を楽しまれる方
・ワインディングロードを走る機会が多い方
には、ぜひ検討いただきたいプランです。
フルボディ施工(リセール重視・長期保有向け)
愛車を全方位から守りたい、リセールバリューを最大限に高めたいという方にはフルボディ施工がおすすめです。ボディ全体にXPELを施工することで、塗装面そのものに触れない状態を作ることができます。

また、XPEL STEALTHを使えば、純正ボディをマット調にイメージチェンジしつつ保護することも可能です。限定車の雰囲気に寄せたい方や、他とは違う一台に仕上げたい方からのご相談も増えています。
ポルシェ車種別|おすすめ施工範囲の一例
ここでは、当店で特に施工の多いポルシェ車種ごとに、よく選ばれる施工パターンの一例をご紹介します。
911(カレラ系・GT系)
・フロントフル+ヘッドライト+ドアミラー
・サーキット走行が多い方はサーキットガード施工
・GT3/GT3 RSなどはフロントガラスPPFの追加も人気
フェンダーの張り出しが大きく、タイヤハウス後方の飛び石も受けやすいため、サイドスカートやリアフェンダー前端までカバーするプランを選ばれる方が多いです。
718(ケイマン/ボクスター)
・フロントフル+サイドスカート
・トップガード施工(ボンネット・ルーフ)
車両サイズがコンパクトな分、比較的リーズナブルにフロントフル施工がしやすいのもポイントです。サーキット走行を視野に入れている方にはサーキットガードが特におすすめです。
マカン/カイエン

・フロントフル+ドアハンドル周り+リアバンパー上面
・トップガード施工(ルーフ)
SUVは荷物の積み下ろしやご家族の乗り降りでリアバンパー上面やドア周りに生活キズが入りやすいため、その部分を重点的に守るプランが人気です。
パナメーラ/タイカン

・フロントフル+リアフェンダー前端
・トップガード施工+ドアエッジ
ボディラインが長く、特にサイドの張り出し部分は飛び石を受けやすいポイントです。長距離移動が多いお客様ほど、フロントフル+側面の一部まで守るプランを選ばれる傾向があります。
グレードによってリセールバリューは多少変わりますが、いずれの車種も他メーカーと比べれば値落ち幅は非常に小さい部類です。「キズの少ない個体」を維持すること自体が価値につながる点では、どの車種でもPPFを貼る価値は大いにあります。
施工期間・メンテナンス・保証について
施工にかかる日数の目安
施工期間は施工範囲や車種によって変わりますが、目安としては次のようなイメージです。
- ライフガード施工:1日程度
- フロントフル施工:3~5日程度
- サーキットガード/フルボディ施工:7~12日程度
※ご予約状況によっても変動しますので、納車スケジュールが決まっている場合はお早めにご相談ください。
施工後の洗車・メンテナンス
施工後は一定期間、水分や強い洗車機を避けていただく必要がありますが、定着後は基本的に通常の洗車で問題ありません。
- 中性シャンプーを使った手洗い洗車がおすすめ
- 高圧洗浄機は、フィルムのエッジから極端に近づけすぎない範囲で使用可能
- コーティングとの併用もOK(相性の良いメニューをご提案します)
XPELの保証・耐久年数の目安
XPELでは、黄ばみ・ひび割れなどに対して最大10年の製品保証が用意されています。保管環境や使用状況により実際の持ちは前後しますが、一般的には保管環境によって7〜10年程度を目安として考えていただくと良いでしょう。
詳細な保証内容や実際の耐久目安、部分貼り替えの可否などは、車両の使用状況をお伺いしたうえでご説明いたします。
XPELと他社PPF・コーティングとの違い
「コーティングの何十倍もの保護力」とお伝えしましたが、ここではもう少し客観的に違いを整理してみます。
- 厚み:一般的なガラスコーティング皮膜が数ミクロンなのに対し、PPFは約150ミクロン前後と桁違いの厚みがあります。
- 傷の入り方:コーティングは塗装面に直接キズが入りますが、PPFならフィルム表面で受け止めるため、塗装そのものは無傷のままであるケースがほとんどです。
- 経年変化:安価なPPFは黄ばみやクラックが出やすい一方、XPELは耐候性に優れ、クリアな状態を長く維持しやすいのが強みです。
また、STEKや3Mなど他メーカーのPPFもありますが、ポルシェ専用のプレカットデータの豊富さ・自己修復性能・透明感といった総合バランス、およびメーカー保証が明確に10年付いているのはXPELだけです。これらを考えると、当店ではXPELをメインにおすすめしています。
デメリット・注意点と当店の対策
どんな商品にも完璧はありません。PPFにも知っておいていただきたい注意点があります。
- フィルムのエッジ部分に、経年で汚れがたまりやすい
- 貼り方によっては、フィルムの段差が気になることがある
- 経年劣化した状態で無理に剥がすと、塗装に負荷がかかる場合がある
当店ではこれらのデメリットを最小限に抑えるため、
- ポルシェ専用のプレカットデータを使用し、ボディ上でのカッター使用を極力避ける
- エッジ部の巻き込み施工や、汚れの溜まりにくい貼り方を車種ごとに工夫
- 温度管理された専用施工ブースで、照明や防塵環境を整えたうえで施工
- 剥がし時のリスクやタイミングについても、納車時にきちんとご説明
よくある質問(FAQ)
Q. 洗車機に入れても大丈夫ですか?
A. 施工直後の一定期間を過ぎれば、基本的にはソフトな布ブラシの洗車機なら大きな問題はありません。ただし、手洗い洗車の方がフィルム・塗装ともに優しいので、見た目のツヤ感や、常にキレイを最大限気にされるようであれば手洗いを推奨しています。
Q. 一部分だけキズが入った場合、そのパネルだけ貼り替えできますか?
A. はい、該当パネルだけの貼り替えが可能です。事故などでバンパーを交換した場合も、その箇所だけ再施工することができます。
Q. 純正オプションPPFとの差はありますか?
A. 純正PPFも一定の保護力はありますが、施工範囲やフィルムグレードの選択肢という面では、専門店での施工の方が柔軟に対応できます。
純正で保護しきれていない部分を追加でカバーする、といった組み合わせ施工も可能です。
Q. マット塗装やラッピング車にも貼れますか?
A. はい、マット塗装車にも対応可能です。XPEL STEALTHを使用することで、マットの質感を保ちながら保護することができますので、状態によって最適な方法をご提案いたします。
Q. PPFは目立ちますか?貼ってる感が気になります。
A. XPELのULTIMATE PLUSは非常に高い透明感を持っており、施工後も純正塗装の艶感をそのまま活かすことができます。エッジ部分も、プレカットデータと丁寧な施工により、ほとんど目立たない仕上がりになります。施工前の見学も可能ですので、実際の仕上がりをご確認いただけます。
最後に|まずはお気軽にご相談ください
ここまで、ポルシェとXPELプロテクションフィルムの相性や、施工パターン・価格イメージ・メリット&注意点についてご紹介してきました。
「うちの車だとどのプランが合う?」「納車スケジュールに合わせて施工したい」など、一台一台にベストな答えは少しずつ違います。まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・ご相談
プロテクションフィルム・カーコーティング・カーフィルムの施工をご検討の際は、
名古屋市中川区の専門店スタートラストまでお気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望に合わせて、最適な施工プランをご提案いたします。
- 施工内容のご相談・ご質問
- 無料見積もり・料金のご確認
- お客様の車種・用途に合わせたメニュー提案
- 他店との違い・施工品質について
- 施工の空き状況・ご予約について
各種お問い合わせ方法
お電話でのお問い合わせ
052-888-8805(営業時間:9:00〜19:00)
店舗情報
コーティング専門店スタートラスト
愛知県名古屋市中川区吉津1-1502

