Audi A4(2021年式) 他店コーティングの結果・・・
2022/11/23
某有名店でコーティングしたのに・・・
東海市にお住いのお客様が、「ちょっと車を見て欲しい」とご連絡いただきお越しいただきました。
約1年半ほど前に新車でご購入され、購入後すぐに日進市の超有名コーティング店に出されたとの事でした。しかし、「コーティング施工からわずか1年半でこんな状態になってしまったんだけど、これってこういうものなのかね?」と。。。
さすがにひどいですね、これは、、、しかも、施工後1年半しかたっていないんですか???
更にお話を聞いてみると、
・新車の時に、日進市の某有名コーティング店で10万円超えのコーティングをした
・施工はわずか1日だった(朝預けて夕方返ってきた)
というお話でした。
※以下、社長談です。僕じゃありませんよ・・・
「(某有名店)えげつない商売しとるな・・・たった1日の施工で10万もふんだくっとるのか???そりゃ野球で有名な人使って、あちこちに広告も出して、いくらでも金を使えるわけだわ。でもそれって、コーティングの本質かね?コーティング専門店をうたうなら、そろそろ襟を正したほうがええんじゃないのか?って思っちゃうよね。」
ま、その店その店によって考え方が違うとは思いますが、コーティングの施工時間についてはコーティングの種類やお車の状態によって、適切な時間というものがございます。前述の某有名店では「遠赤外線装置で焼くから早い」とうたっているようですが、プロの我々から言わせれば、移動式の遠赤外線装置たった一つではボディー全体に満遍なく熱をかけることは到底できませんし、おそらくその装置を10基以上使わないと時短にはならないはずです。しかもボディーに対する角度や距離などが適切じゃないと加熱する意味がないはずなんです。
ちなみに遠赤外線装置はこんなものです。
当店でも一時使っていたのですが、まったく意味がない事が判明したため、使用をやめました。ようするにパフォーマンスなんです。うちはこんなものを使っているよ!と言いたいだけなんです。
高いコーティングを施工したから、有名店で施工したから良いコーティング、というものではない事が分かりますよね?コーティングは1にも2にもこだわりが大事です。お店選びの際はそこを見極めていただければと思います。
さて本題に戻ります!今回のオーナー様のお気持ちに全力でお応えすべく、一生懸命に仕上げていきます!今回は雨染みの除去・予防に重点を置き、親水タイプのコーティングを施工させて頂きました。親水のコーティングを施工することで、撥水タイプと比べて雨染みが付きづらくなる効果がありますので、今後の美観保持の一助になってくれるかと思います。
研磨前の下処理~研磨処理
まずは研磨の前に
・研磨できない箇所のディティーリング
・鉄粉除去
ルーフアンテナやドアカップなど、ポリッシャーの入らない箇所の雨染みや汚れを隅々まで除去していきます( `ー´)ノ
次にボディに刺さった鉄粉を除去していきます。
特に淡色車に対して黒い鉄粉が付いたままだととても目立ったしまいます(*_*;
ですので専用の鉄粉除去粘土で大体1時間以上掛けてじっくりと隈なく取り除いていきました。
下処理が一通り済んだら、次はポリッシャーを使った研磨処理に移っていきます。
動画だと1分ほどですが、雨染みの頑固さが想像よりもしぶとく、ボンネットの一部を磨くだけでも大分時間がかかってしまいました(*_*;
まるまる2日かかって、ようやくボディ全体が磨きあがりました。
磨きあがったら洗車の後乾燥させて、コーティング作業に移っていきます。
コーティング
ボンネットからルーフ、下回りへとコーティングを塗布し約2時間ほどかけて一回目のコーティングを施工します。その後8時間ほど乾燥させてから2回目のコーティング、また乾燥させて3回目のコーティングに移ります。
※通常のコーティング剤は、室温約25度および湿度約70%の環境下で8時間ほど自然乾燥させるのが、質の良い被膜を作り上げるために一番良い環境だそうです。
※コーティング剤メーカーの化学者さんから根掘り葉掘り聞かせていただきました(笑)
なぜ自然乾燥が良いのかというと、近年主流となっているシラン系・シロキサン系コーティング剤に使用されているバインダーは空気中の水蒸気と少しずつ反応して分子同士がつながっていくそうです。なので、乾燥初期の段階で強制的に熱をかけてしまうと、水との反応が少なくなってしまうということなんですね。たしかに熱をかけることで表面硬度は一時的に出ますが、被膜と塗装面との密着力が弱まったり被膜の芯部分がもろくなるなどの弊害が起きてしまいます。要するに、熱硬化はリスクが多い、という事なんです。
という訳で当店では、コーティングの塗布・乾燥にしっかり時間をかけることで、効果が高いコーティングに仕上げております。だから、お預かり期間が平均で1週間単位なんです。
塗面の発色は完璧に新車時に戻せたと思います!コーティング被膜も今回は3回塗り重ねですので、奥深いツヤになってくれています。
水をかけた後のボディから水がスーッと引いていくのが分かると思います。これが親水コーティングの水の流れ方です。水玉になりにくいので、確実に前回のような雨じみ症状は出にくくなりますので、安心いただけると思います。
※当店の親水型コーティングは、コーティング被膜が完全に硬化するまでの約1か月の間に不具合が出ないよう、犠牲膜を表面に形成させています。
この犠牲膜は洗車をするたびにだんだん取れますので、放置していただいてもOKなのですが、1日でも早く親水状態にしてあげたい、という方は施工後にお渡ししているシャンプーを使用して手洗い洗車をして下さい。
そうすることで、犠牲膜が取れてくれて親水コーティングの効果がすぐ発揮されます。
冒頭にも記載したように、親水コーティングを施工したことによってあくまでも雨染みが付きにくくはなりますが決して「雨じみは付かない」という事ではございません。
ただ撥水タイプと比較すれば圧倒的に付く量は減りますので、施工後にお渡しするクリーナーでご自身でも簡単に取れるぐらいの量だと思ってください。
当店のコーティングによって、今後のお手入れも手軽になってもらえれば何よりでございます。
T様、もしご都合が合いましたらまた来年の今ぐらいにでもお気軽にお立ち寄りくださいませ♪
---この記事はコーティング担当:田村(たむら)が執筆しました---
最後に
愛車のことで疑問やお困りがございましたら、ぜひスタートラストへお気軽にご相談ください!
※当店で出来ない事でも、信頼できるお店のご紹介いたします!
例)板金塗装、各種リペアなど
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