コーティング選びのポイント:材料編
カーコーティングはこうやって選べ!
カーコーティング専門店の現役社長が明かす「カーコーティング選びで失敗しないポイント」、それはガラスコーティング、セラミックコーティング、グラフェンコーティングなどなど、
です。
その理由について、詳しくはこのページを読み進めてください。簡単な結論だけ先に書かせていただきます。
コーティング剤は、使い方(施工方法)によって効果が大きく変わる
そのコーティング剤に適さない環境で、そのコーティング剤に適さない塗り方をすると、コーティング剤本来の効果は発揮されません。
という事は
コーティング剤がどれだけ高価なもので効果の出るものでも、
・施工する人の知識や経験が浅ければ本来のコーティングの効果は出せない。
・施工する環境が悪ければ本来のコーティングの効果は出せない。
という事なのです。
だから、
・自社が扱うコーティング剤に適した環境、設備にこだわっているお店
・自社が扱うコーティングについて多くの知識、経験があるスタッフがいるお店
を探して任せるべきなのです。
なぜコーティング選びが難しいのか
世の中に出回っているすべてのものに言えることだと思いますが、同じジャンルの商品やサービスでも「良いもの」、「イマイチなもの」ってたくさんあります。
それらをどうやって見分ければよいのか?
最近だとGoogleの口コミや、InstagramなどのSNSで発信されている投稿などを見ながら判断されることが多いのではないでしょうか?しかし、口コミは結局人が言っていることなので、内容が本当か?正しいか?は分かりませんし、自分と全く同じ目線で書かれていることなのかどうかも分かりませんので、最終的には自分の目で、耳で、確かめる必要があります。
ところが、コーティングというジャンルは「自分の目で確かめることが非常に難しい商品」です。
なぜかと言いますと、
①コーティング剤は無色透明であり、施工の実態を目で確認することが出来ない。(コーティングが塗ってあるのかどうかすら見えない)
②コーティングの効果は年単位で検証が必要なため、見極めに時間がかかる。
という理由だからです。
ですので、お店に行って車を見せてもらってもコーティングがしてあるかどうかなんて見ただけでは分からないし、そのコーティングが3年後・5年後にどうなっているか?なんてお店では絶対に確認が出来ません。
機会があれば、お店に行ってコーティング剤を見せてもらってください。ガラスコーティング剤、セラミックコーティング剤、ダイヤモンドコーティング剤、グラフェンコーティング剤、それぞれラベルや瓶などは違うと思いますが、入っている中身は無色透明の溶剤です。見ただけで比較できる人は誰もいません。化学者でも分かりません(笑)
ですので、お店に行ってコーティングが施工されている車を見せてもらったとしても、その善し悪しは判断のしようがない訳です。
でも、コーティングって高額な商品です。何とかして善し悪しを判断したい!という皆様のために、プロとしてのアドバイスをさせていただこうと思います。
コーティング選びに「化学的なアプローチ」
ちまたでは数多くのコーティング剤が販売されており、ユーザー様にとって何がどうなのか?が非常に分かりにくいと思います。
・ガラスコーティング
・セラミックコーティング
・ダイヤモンドコーティング
・グラフェンコーティング
などなど。
何がどう違うの?その疑問に化学的なアプローチから説明をさせていただきます。コーティングは、化学的に作られたケミカル剤を使用して施工するものです。ですので、化学の話はとても重要になります。ですので、「化学」というフィルターを通してコーティングを見てみましょう。
とはいえ、化学式を書いてしまうと読む気が失せると思いますので^^;出来るだけ読みやすくなるようにします。
そもそもコーティング剤ってどういうもの?

コーティング剤は、液体です。当たり前の話をして大変申し訳ないのですが、実はこの「液体である」ということが非常に重要なポイントとなります。
なぜかと申しますと、皆さまがよく目にされる・耳にされるコーティングの名前って、こういうものではありませんか?
●ガラスコーティング
●セラミックコーティング
●ダイヤモンドコーティング etc…
これを見てお気づきの方は勘がいいですよ♪
何に気付いてほしいか?と言いますと、コーティングの名前になぜか硬さを連想させるものがやたらついている、という点なんです。
そうです、冒頭に申し上げました「コーティング剤は液体である」というポイントが、ここで重要になってくるわけです。
【疑問1】
という事は、液体が固体になるときに
・ガラスになる
・セラミックになる
・ダイヤモンドになる
ってこと?
そんなわけありません!
皆さまもご存じだと思いますが、例えばガラスは真っ赤になるまで熱してようやく液体状になります。それが冷えて固まって透明のガラスになります。セラミックは高い圧力をかけて焼き固めるように作られます。ダイヤモンドなんて言うまでもなく、とても大変な工程を経て作られるわけですよ。要するに、常温の液体からガラスやセラミックなんて作ることが出来ないという事です。
【疑問2】
という事は、コーティング剤の液体の中にガラスやセラミックなどの粒子が入っていて、それが化学的に固まることでコーティングの被膜になるってこと?
これも違います。
考えてみてください。ガラスの粒子、セラミックの粒子って硬いですよね?それらがコーティング剤の中に入っていたとすれば、例えるなら砂粒が入った液体をボディーに塗って拭く、という事になります。そんなことをしたらどうなりますか?塗装に無数のキズが入ってしまい、美観を大きく損ねてしまいますよね?ですので、コーティング剤にはガラスやセラミックの粒子は一切入っておりません。
※出来るだけ一般ユーザーに分かりやすくするために説明しておりますので、上記は化学的に完璧な説明ではございません。イメージとしてとらえてください。
要するに、ガラスコーティングはガラスの被膜が出来るのではなく、ガラスに似た結合をしている被膜が出来るということなんです!もっと分かりやすく言うと、ガラスコーティングと言っているのに、ガラスとは全く関係がない被膜ができる、という事なんです。
重要!
コーティングの名前として付いているガラスも、セラミックも、ダイヤモンドも、最近出回り始めたグラフェンも、すべて「言葉のイメージ戦略」であり実際にその言葉通りの被膜が形成されるわけではないのです。
これでお分かりいただけましたでしょうか?コーティングはその名前と効果が必ずしも一致するものではありません。というよりも、コーティングの名前と効果はほぼ関係がないと言っても過言ではありません。
ですので、コーティング選びで一番やってはいけないこと、それは「名前(材料)だけで決める」という行為です。やれ「セラミックがいい」とか、「ダイヤモンドの4層が・・・」なんて決め方は全く意味がありません。
「コーティング剤」はお店のこだわり
コーティングの善し悪し(長期間の効果持続)を左右するもの、それは
・施工の方法
・施工の環境
・施工後の管理
です。
コーティングに対して徹底的にこだわっているお店は、必ず上記3点にとても力を入れています。なぜかと言いますと、コーティングというものは本来、年数が経過してから評価されるものです。施工直後はキレイ・美しいが当たりまえですよね?施工から1年過ぎ、2年過ぎ、3年過ぎ・・・となってようやく「あのコーティング、やってよかった!」とか「うーん、コーティングの効果がイマイチ実感できないな・・・」という具合に評価いただけると思います。
もし悪い評価をされてしまうと、リピートでお客様が来てくれなくなってしまう訳です。そうなればよい口コミももらえず、お店の経営もうまくいかず、いずれは廃業・・・となってしまいます。ですので、とことんコーティングにこだわっているお店は施工から3年後・5年後に良い評価を得るための努力・工夫をし続けています。その努力・工夫の代表的なものが
① 施工の方法
② 施工の環境
③ 施工後の管理
という訳です。ではこの3つを一つずつ見ていきましょう。
① 施工の方法
すでに説明をしましたように、コーティング剤は液体です。お店は、その液体を効果的に固体化(被膜)させ、形成された被膜を少しでも長く持続するようにしたい訳です。
そこで取り組むのが施工方法になります。
コーティング剤はそのほとんどが、手で塗って手で拭きあげて完成させる、というものになっています。という事は、「コーティング剤の塗り方」と「コーティング剤の拭き方」でその結果が大きく変わってくるという事になります。
さらに、
コーティング剤の塗り方も「何を使ってどう塗るのか?」
コーティング剤の拭き方も、「何を使ってどう拭くのか?」
でその結果が大きく変わってきます。
まとめますと、我々専門店はコーティング剤を
・どう塗れば、しっかりした被膜になってくれるのか?
・どう拭けば、厚く美しい被膜になってくれるのか?
・どういう手順を踏めば、強固で長持ちする被膜になってくれるのか?
を徹底的に追及することがとても重要な事です。
だから、コーティング選びをする際は「施工の方法にこだわっているお店かどうか」を知ることが大切なのです。
② 施工の環境
ここから少し、コーティングへの化学的なアプローチをしてみます。
下図は、当店のオリジナルコーティング剤を作っていただいているメーカーが提供してくれた「コーティング剤が形成するコーティング被膜に関する実験データ」です。


上図は、縦の目盛りが「被膜の硬さ」、横の目盛りが「時間」を表しています。このグラフから分かることは、
・コーティング剤を塗ったあとに温度が低い状態で乾燥・硬化をさせると、本来の硬度まで上がらない
・コーティング剤に適した温度で乾燥・硬化をさせると、その材料が持つ本来の硬度まで硬くなる
という結果になるということです。
まとめますと、我々専門店は良いコーティングを施工するために
・施工したコーティング剤が一番効果を発揮する条件は何か?
を日々研究し、
・見つけた条件を満たすためにどういう環境にすればよいか?
に常に取り組み続ける必要があるのです。
だから、コーティング選びをする際は「施工の環境にもこだわっているお店かどうか」を知ることが大切なのです。
③ 施工後の管理
言うまでもないかもしれませんが、コーティング施工後に愛車を良い状態で保つためには、日々のお手入れがとても重要になります。全くのノーメンテナンスではどうしてもコーティング被膜の表面が荒れていってしまい、コーティング本来の効果が発揮されづらくなってきます。
コーティング効果を損なってしまう主な原因です。

写真は分かりやすいように、お風呂場の鏡の写真をネットから参照させていただいております。
シリカスケールとは、雨ジミとかウォータースポット、ミネラルなど様々な呼び方があります。このページでは統一して「スケール」と呼ばせていただきます。
洗車の際に使用する水道水や雨などには様々な成分が含まれています。例えばマグネシウムであったりナトリウムであったりetc…。これらの成分が混じった水がボディーに残り、水分だけ蒸発して残ってしまうものが「スケール」です。このスケールは日を追うごとに増えていきますので、だんだん目で見ても分かるようになってきます。スケールは初期段階では被膜の上に付いているだけの状態なので除去しやすいですが、時間が経過するとともに被膜への固着が強くなりだんだん取れにくくなってきます。

ここでいうスクラッチは、固いもので削ったり当たったりしたような大きなキズのことではなく、タオルで拭いたりこすったりしたときに出来てしまう「拭きキズ」のことを指します。スクラッチはコーティング被膜の表面に入っているわけですから、その表面は凸凹になっています。凸凹が多ければ多いほど汚れが入りやすく取れにくい、という事になってきますので「コーティングが効いていない」という事につながってくるわけです。
このように、コーティングの被膜が荒れてしまい本来の防汚効果が発揮されない状態にならないために、「コーティング施工後の管理方法(メンテナンス)」が重要となってきます。
このメンテナンス方法が簡単であればあるほど、画期的であればあるほど、ユーザーにとって大きなメリットとなります。要するに「このコーティングは良い!」という評価につながります。ですのでこだわりのあるお店では、ほぼすべてのお店で「オリジナルのメンテナンス用品」をそろえてお客様に提供できるようにしています。

もっと詳しく聞きたい方やご予約をされたい方は、愛知県名古屋市のカーディテーリング認定施工店|スタートラストへご連絡くださいませ。
まとめ
間違いのないコーティングの選び方、それは
「自分の愛車を任せてもよいと思えるお店を選ぶこと」
「安心して任せれる人を選ぶこと」
です。
この2点がコーティング選びの失敗を回避する最大のコツです。
お店、人、を選ぶにはやはり
・お店に行って話を聞く
・ブログやごーむページに書かれている事をしっかり読む
・口コミを隅々まで読む
など手間はぜひかけていただきたいです。
最後に
愛車のことで疑問やお困りの場合は、まずスタートラストへお気軽にご相談ください!
コーティング専門店スタートラスト
【ホームページ】 https://start-trust.jp
【電話番号】 052-888-8805
【定休日】 第一・第三水曜日
【営業時間】 9:00~19:00
【メールアドレス】 inquiry@start-trust.jp
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