ペイントプロテクションフィルム(略してPPFとも言う)
世界的なペイントプロテクションフィルムメーカー「XPEL(エクスペル)」の正規認定施工・販売店をさせていただいております、コーティング専門店スタートラストです。
※以下、ペイントプロテクションフィルムを「プロテクションフィルム」または「PPF」と略します。
「プロテクションフィルムの施工を検討しているけど、初めて貼るから少し不安。。。実際どうなの?」など、コーティングの代わりにプロテクションフィルムの施工を検討している方へ、少しでも検討のお役に立てそうな情報を共有させていただければと思います。

当店によくあるご質問の例
・PPFにはいろいろ種類があるが、どの種類が良いのか?
・PPFはどこに貼れるのか?いくらぐらいするのか?
・PPFとコーティングの効果はどれぐらい違うのか?
などなど
プロテクションフィルムを日々施工している現場スタッフが、出来るかぎり最新かつ正確な情報を発信させていただきます。
手っ取り早くPPF施工を検討したい方へ
プロテクションフィルムの検討をスピーディーに進めたい方向けに、内容をぎゅっと凝縮します。施工してもらうお店を選ぶ際に確実に押さえておくべきポイントは以下の3つです!
① PPFはカットデータおよびデータの精度が最重要!
② 次に重要なのが施工するお店の技術・ツール・環境!
③ 値段のからくりに要注意!
① PPFはカットデータおよびデータの精度が最重要!
プロテクションフィルムは、ロール状に巻かれた長いフィルムを使用して各パーツに貼っていきますので、貼るパーツに合わせてフィルムをカットする必要があります。カットする方法には大きく分けて2種類あります。
プロテクションフィルムの施工にはこの方法が一番適しています。専用のソフトと機械を使ってパーツ別に事前に切り抜き、それを各パーツへ貼っていくことで美しく、トラブルも少なく安全に貼ることが出来ます。




プレカットがどうしてもできない場合は、後からカットをするしか方法がありません。具体的には、パーツに対して大きくフィルムを貼り、その後パーツの形状に合わせてカッターナイフを使用して切りとるという方法です。この方法には大きなデメリットが2つあります。1つ目は施工する人の技術がよっぽど高くないと、カッターナイフで切り抜く際にボディーにキズを入れてしまうリスクがあるという点です。2つ目は、どうしてもカットラインがキレイに出にくいという点です。直線、曲面ともに機械にはどうしても負けますので、見映えは悪くなってしまいます。
●写真



お店選びのPoint①
店頭でプレカットが出来るお店を選べ!
●お店にこんな質問をしてみよう。
・プロテクションフィルムのカットはお店でされていますか?
・ワンオフデータの作成は出来ますか?
② 次に重要なのが施工するお店の技術・ツール・環境!
プロテクションフィルムを美しく貼るためには「技術・ツール・環境」の3つが非常に重要です。技術は言うまでもなくかなり専門的な知識を付けないといけません。ツールは、施工に適したものを使用しないと様々なトラブル発生の要因となります。環境は、主にゴミや糊ずれといった見た目のトラブルを避けるために非常に重要なポイントとなります。





お店選びPoint②
施工実績数が多く、クリーンルーム完備のお店を選べ!
●お店にこんな質問をしてみよう。
・PPFは何年ぐらい施工をされていますか?
・PPF専用の施工ブースで貼られていますか?
③ 値段のからくりに要注意!
プロテクションフィルムの値段設定は、材料費+施工工賃から成り立っています。コーティングやカーフィルムなど一般的なメニューは標準価格がある程度できあがっていますので比較検討もしやすくなってきておりますが、プロテクションフィルムはまだ一般的な商品ではないため、適正かどうかの見極めが大切です。
例えば、性能の劣る安いフィルムを使用して施工工賃を多く乗せていたり、プロテクションフィルム自体を超高級品とうたって高額な値段設定にしていたりなど、PPF業界はお店によってばらばらの値段設定になっているんです。ですので、各フィルムの特徴や適正価格をしっかり理解したうえで比較検討をする必要があります。



お店選びPoint③
フィルム種類・貼り方の説明を丁寧にしてくれるお店を選べ!
●お店にこんな質問をしてみよう。
・PPFの種類は何がありますか?
XPEL、STEK、3Mなら問題なし!それ以外の名前の場合はよく検討しよう。
・どのような施工方法になるのか教えてほしい!
以上の3点をお店に聞いてみてください、3点のうち2点以上良い返事がもらえればベター、3点とも良い返事がもらえるお店だったら迷わずGO!です。
プロテクションフィルムについての情報をもっと見たい方は、このあともぜひ読み進めてください。
プロテクションフィルムにはどういう種類があるのか?
そもそもプロテクションフィルムは、コーティングよりももっと塗装やパーツを守りたいというニーズから生まれた商品です。実はその歴史は古く、すでに20年以上も前から一部のスーパーカーなどに貼られていたそうです。ところが、まだまだ性能が安定せず圧倒的にコーティングのほうが世に広まっていきました。
つい数年前ぐらいから急激にプロテクションフィルムが世に広まりだしたことで、一般ユーザーはコーティングの代わりにフィルムを貼るという感覚が強く、「コーティングフィルム」とか「フィルムのコーティングをしてほしい」といった言葉で問合せをいただくことが多くなりました。
少し裏話ですが、質の良いプロテクションフィルムを製造するために、とても大切な要素があるそうです。それは「可能な限り大きな製造ラインで作ること」なのだそうです。いったいなぜか?それは「製品の品質を安定させやすいから」なんだそうです!
分かりやすく、車の走行にたとえてみましょう。
車の走り出しでは、まだエンジンや水温、タイヤなどの温度が上がり切っておらず、それぞれのパーツが安定しにくい状況です。走り出してからある程度の時間が経過すると、エンジンやタイヤ、燃料、その他走行に関わる様々なパーツの温度などの条件が定まってくることで、各パフォーマンスが一定になってきます。要するに「走行後ある程度の時間が経過することで、安定したパフォーマンスで走行することが出来るようになる」ということです。
フィルムも同じく、ある程度の時間と量を作り続けることで、出来上がる製品に安定感が生まれるのだそうです。高品質なフィルムを作り続けるためには、かなりの量の原材料を使ってかなりの長さのフィルムを作り続けることが重要、という訳です。
要するに、品質の安定したPPFを作るにはかなり規模の大きい工場で作る必要がある、ということなのだそうです。
この理由により、実は「プロテクションフィルムの原反(げんたん:糊やトップコートがされていない初期段階のフィルム)は世界的に約2社ほどしか作ることが出来ない」らしいです。だから日本にはプロテクションフィルムメーカーが存在せず、メイドインジャパンとうたっている製品も実は原反は海外製が使われている状況なんです。
以下、Google検索「プロテクションフィルム」で出てきた画像を無作為抽出させていただきました。決してフィルムの善し悪しを位置づける内容ではございません。






プロテクションフィルムに「本物のメイドインジャパン」はありません。大元の原反はすべて海外製であり、その原反を国内に持ち込んで加工をしたから「日本製」とうたっているという状況です。
ちなみに、プロテクションフィルム業界で比較的名が通っている製品は以下のとおりです。
・XPEL(エクスペル):米国
・STEK(エステック):アジア
・HEXIS(ヘキシス):欧州
・3M(スリーエム):米国
PPF業界では現在、雨後のタケノコのように新しい名前のPPFは次々と発売されていますので、くれぐれも注意してください。新しい=良い、では決してありません!コーティングやフィルムは継続的な改善がされていることで製品の安定性と高信頼度が生まれます。
当店が実際に使用してきた中で、一番信用できるフィルムは「XPEL」です。XPELを選べば間違いありません。
XPELはPPF業界で非常に歴史が長く、完全自社製造で、さらにフィルムのカットデータも自社ですべて作っている唯一のPPFメーカーです。XPEL社が作成しているカットデータソフトがDAP(ディーエーピー)と呼ばれておりまして、このデータが非常に高精度で美しく、世界中の施工店がこぞって使用している大変すばらしいシステムです。
またXPELはメーカーの製品保証を10年も付けております。メーカー保証10年はXPEL以外のどのPPFメーカーも付けておりません。(※2025年4月現在)
プロテクションフィルムはどこに貼れるのか?いくらぐらいするのか?
結論から先に申し上げますと、プロテクションフィルムはどこでも貼ることが出来ます。ただし「美しく」であったり、「はがれにくく」であったり、ある一定の効果や結果を求める場合には少し箇所が限定されてきます。
実際に、どこにPPFを施工できるのかを見ていきましょう。
・塗装パーツ(ボディー全体)


塗装されているパーツにはほぼすべて(※)貼ることが出来ます。例えばボディー、バンパー、社外パーツなど。※例外として、塗装状態や足付処理が悪いパーツに貼ると、プロテクションフィルムを剥がす際に塗装と一緒に剥がれてしまう可能性があるため、プロテクションフィルムを貼らない・貼れないという見極めが重要となります。
・未塗装のパーツ(樹脂パーツなど)




表面がつるつる・平滑なものは問題なく貼れます。例えばヘッドライト、テールライト、ピラー、内装パーツなど。※表面が凸凹ざらざらしているパーツへの施工はあまりお勧めできません。
・窓ガラス


フロントガラスには専用のPPFがあります。それ以外のガラスは基本的にどんなフィルムでも貼ることはできます。
・窓モール


アルミ、ステンレス、樹脂などゴム以外の素材であれば貼れます。白さび防止や劣化防止に非常に効果があります。
次に、PPFの施工費用です。
※正確な費用は施工箇所のサイズ計測が必要となりますので、以下は概算費用とお考え下さい。
※施工費用には(材料費)と(施工費)がそれぞれ含まれます。
プロテクションフィルムはどれぐらいの効果を見込めるのか?
おそらくプロテクションフィルムをご検討されている皆さんは、コーティングとの比較をされていると思います。
コーティングと比べてかなり高額だが、どれほどの効果があるのか?
その金額を払うメリットがあるのか?
一般的なコーティングとプロテクションフィルムを分かりやすく比較してみましょう。
コーティング(ガラス・セラミック) | プロテクションフィルム | |
厚み | 1~5ミクロン | 150~200ミクロン |
硬さ | 3~8H 自己修復機能なし× | 3~4H 自己修復機能あり◎ |
施工性 | 良い・施工しやすい | 悪い・難易度が高い |
紫外線劣化 | コーティング皮膜は劣化しにくいが、UV及びIRは通過するので素材自体の劣化は発生する。 | フィルムの表面で約70%程度のUVを反射させるため、フィルム自体が劣化する。約10年程度の効果。 |
Point!
コーティング = 防汚効果
プロテクションフィルム = 耐キズ・劣化防止効果






コーティングの明確な目的は汚れ防止です。汚れても簡単にキレイにできるようにする、そのために研究開発されてきました。さらに、コーティングの商品価値を高めるべく一つでも多くのメリットを打ち出すために「耐スリ」と呼ばれるキズ防止効果もあるとうたわれるようになってきました。しかし、残念ながらどれだけ高額なコーティングを施工しても耐スリ効果はないとお考え下さい。
巷で有名なセラミック系コーティングなどでボンネットをライターでガンガンたたくなど過激な動画でキズが付きにくいと宣伝しています。しかし、施工をしたユーザーの口コミやブログなどを見れば一目瞭然ですが、ユーザーが求めるような耐キズ効果は残念ながらありません。
ユーザーが求める耐キズ効果といえば、例えば
・固いものが当たっても白い線キズにならない
・飛び石を食らっても大丈夫
・少々の衝撃でもキズにならない
だと思います。
これらをすべてしっかり防いでくれるもの、それは現代のコーティングでは存在しません。すべてプロテクションフィルムが実現してくれます。だから近年、全世界的にプロテクションフィルムの需要が一気に高まったという状況です。
コーティングとプロテクションフィルムの違い、一目瞭然ですね?
プロテクションフィルムにも苦手なことがある。
圧倒的な保護力を備えるプロテクションフィルムですが、もちろん弱点があります。それは
- 値段が高いこと
- 施工が難しいこと
です。
【値段について】これはお店ごとで設定が全く違いますので、ぜひ慎重に比較検討を進めていただきたく思います。前述しておりますが、プロテクションフィルムにはさまざまな種類が出てきており、良いもの・悪いものが玉石混交です。
ですので、ユーザーにとって一番最悪なパターンはこれ。
このパターンにはまると最悪です。なぜか?実はプロテクションフィルムは見た目だけでどのメーカーの物かは分かりません。ですので、高い施工料金を払ったのに実は安いフィルムが貼られていたとか、あまり良い貼り方をされていなかったとか、施工後に不具合が出たのに対応してくれないなどなど、踏んだり蹴ったりな状況に陥ってしまいます。
例えば、こんな例です↓
【施工技術について】施工店の技術力や応用力は千差万別です。プロテクションフィルムは世に広まりだしてからわずか数年という状況ですので、お店ごとでの技術力や保有しているツール、何かあった場合の応用力はお店ごとで見事にバラバラです。でもユーザー様はその内容を事前に知ることは非常に難しいでしょう。ですのでやはり参考にするべきは「施工実績」です。ブログなどで積極的に施工実績を載せているホームページほど信頼度は高いとお考え下さい。プロテクションフィルムは貼る回数が多ければ多いほどキレイに貼る確率が高まりますし、何かあった場合の応用力もつきます。ですので、比較検討する際は必ず施工実績をしっかり見ることをお薦めします。
最後に
愛車のことで疑問やお困りの場合は、まずスタートラストへお気軽にご相談ください!
コーティング専門店スタートラスト
【ホームページ】 https://start-trust.jp
【電話番号】 052-888-8805
【定休日】 第一・第三水曜日
【営業時間】 9:00~19:00
【メールアドレス】 inquiry@start-trust.jp
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