MENU

ディーラーと専門店のコーティングの違い

ディーラーやチェーン店などのコーティングの違いは?


ディーラーでも、中古車屋さんでも、ガソリンスタンドでも、コーティング専門店でも、車を扱っているお店なら大体どこでもコーティングは取り扱っていますし、施工も出来ますしかも、根本的には同じ商品です。

・ガラスコーティング
・セラミックコーティング

などなど、名前は違えども効果はほぼ同じ「3~5年耐久ですよ、洗車が楽になりますよ、メンテナンスは受ける必要がありますよ、、、etc…」。

しかし不思議なことになぜか、ディーラーで施工したコーティングと量販店で施工したコーティングと専門店で施工したコーティングには、明確な違いが出ます。



スタートラスト

他店のコーティングと当店のコーティングの違いを説明させていただく上で、少しだけ他店の批判的な内容が含まれます。

出来るだけ正確な内容でお伝えするうえでの結果としてご容赦いただけると幸いです。



目次

ディーラーコーティングと専門店との違いについて

「ディーラーのコーティングとおたくのコーティングって、何がどう違うの?」

当店にお越し頂くお客様の、ほぼ全員に聞かれる内容です(笑)できる限り批判的ではなく、事実に基づいてお伝えさせていたきたいと思います。

明確な違い① 使用しているコーティング剤と施工する環境

すべてのディーラーで使用されているコーティング剤を実際に使用したわけではございませんが、当店は過去に一部ディーラー様のお仕事をさせていただいたことがあり、何種類かのディーラーコーティングを施工させていただいた経験があります。

例えばこれ↓

写真は、日産が主に使用している「5years coat(ファイブイヤーズコート)」です。

瓶が2本写っておりますが、このタイプのコーティング剤を「2液性(にえきせい)」と呼んでいます。2液性コーティング剤の特徴は、1の液剤と2の液剤を混ぜ合わせて使用したり、1液目を塗り込んだ後に2液目(硬化剤)を塗布する、という使い方をすることで、コーティング剤が固まってくれるという仕組みです。

2液性の最大の特徴は「とにかく施工性が良い!」という点です。非常に塗りやすい・拭きやすい・仕上がりやすいコーティング剤です。

裏を返すと、「誰がやってもトラブルが起きにくい、簡単な液剤」となっています。

ディーラーではコーティングをはじめとしたオプション作業は、自社のサービスマンやメカニックにやらせることもあれば、下請けを使って社外の業者にさせることもあります。要するに不特定多数の人にコーティング作業をさせることが前提となっているんですね。だから、万が一施工不良が出たとしても手直しが簡単に出来る、トラブル対応がしやすいコーティング剤を採用しがちなんです。


ディーラーのオプションで設定されているコーティングの多くは、効果重視ではなくトラブル回避重視で採用されている材料を使用しています。

また、コーティングの施工に不向きな環境が多く、下地処理や研磨なども不十分なためコーティング剤の定着力が弱い傾向にあります。

よって、専門店のコーティングと比べて効果が劣ることが多く、比較的早い段階で効果が減衰してしまうという口コミが多く見受けられます。


ちなみに、当店が使用しているコーティング剤はこれです↓

完全無機溶剤1液硬化型です。(1本50mlしか入っていないのにウン万円もします(-_-;) めちゃくちゃ高価です・・・)

これら1液性コーティング剤は、失敗が絶対に許されないとても危険な溶剤です。というのは、一度固まってしまったら容易には除去できない硬さ、厚み、密着度になります。


お恥ずかしい話、、、かなり前のお話なのですが、コーティング中にコーティング液のしぶきがバンパーの一部に飛んでしまい、それを見落として乾かしてしまったことがありました。施工した翌日の朝一にそれに気づき、すぐに除去作業に取り掛かったのですが、結果何をしても除去できませんでした。(その時はお客様に謝罪し、バンパーを新品交換させていただき、再度コーティングを施工させていただきました。)


という感じで、こだわっている専門店で使用している1液性コーティング剤は、施工技術と施工環境に徹底的にこだわらないと良い施工が出来ないだけでなくお客様に迷惑をかけてしまうリスクが高まってしまいます。

ディーラーにはこんな環境はありませんし、用意もしてくれません。じゃ、ディーラーのコーティングってどこでどうやってやっているのか?

僕が某ディーラーの下請けで作業をさせていただいていたころは、屋根だけがあって周囲は壁もない場所で「洗車して、簡単に磨いて、コーティング剤塗ってください」と言われ、やっていました。最高級メーカーでも、軒下のスペースに車を置かれ「ここでやってください」と。。。そんな環境で、どうやって良い仕事をしろというんですか???って話です。

仕事なので仕方なくやっていましたが、作業のたびに心が痛みましたね・・・


明確な違い② 料金のからくり

以下内容については本ページを執筆している2025年現在の話ではございませんし、各ディーラーによってもシステムが違うかもしれないので、あくまでも一例としてご理解ください。

●筆者が某ディーラーの下請けとしてコーティング作業を請けていた時の内容です。

例1:S社(店頭販売価格 88,000円)
1台 18,900円税込み
 作業内容:洗車、脱脂、コーティング剤塗布

例2:G社(店頭販売価格 108,000円)
1台 12,960円税込み
 作業内容:洗車、脱脂、コーティング剤塗布

え???と思われますでしょう?

お客様は8万円も10万円も購入店に支払っているのに、下請けには18,900円や12,960円で依頼をしている。という事は、その差額はマージン=ディーラーの利益、となっているという事です。

はっきり申し上げます。

下請け業者は、いただける金額に対しての労働力・技術力しかご提供しませんし出来ません。

という事は、ディーラーのコーティングではどのようなことが起こっているのか?と言いますと、

お客様は自分の支払った金額分(8万とか、10万とか)のコーティングがされていると思っている



実際は約1.5万~2万円分程度しか作業が行われていない(材料費は考慮していませんので、材料費を含めると2~2.5万円という感じでしょうか)


この事実、衝撃ではありませんか?ディーラーがそんなにマージンを取っていたら、そりゃコーティングに対する評価は良い訳ないですよね?

筆者は下請けの仕事をしていた当初はこの仕組みを知らずにやっておりました。この仕組みを知ってしまってからは、作業たびにとても心が痛んだため「下請け脱却」を強く推し進め、今に至ります。ちなみに現在当店では下請け仕事はゼロです。

まとめ

同じお金を支払うなら専門店に直接支払った方が、払ったお金に見合う作業をしてくれます!

ハッキリ申し上げます。ディーラーにマージンを支払ってコーティングをさせる意味は、1ミリもないと断言します。なぜか?

その証拠に、つい先日こんなニュースが出ました。

トヨタは、車両の販売の際に「トヨタのコーティングと残価設定型ローンを利用しないと売れない」という卑怯な手法を使っていた、というニュースです。要するに「抱き合わせ商法」です。


本当に良いサービスであれば、本当に価値のあるものであれば、わざわざ抱き合わせで販売しなくてもお客様が勝手に買ってくれるはずでしょ?

なぜディーラーのコーティングは抱き合わせをしないと売れないのか?それが答えです。



大手コーティングチェーン店との違いについて

※注)以下文章について、各お店の奥深い内情まで知ることは出来ませんので、あくまでも当社がいろいろな方からお聞きした情報や、実際にチェーン店で施工したお車を見たり触ったりした結果としての考えをまとめさせていただいています。間違った情報がありましたらお教えいただきたく思います。

違い① 美観維持へのアプローチ(考え方)

現在、コーティングのチェーン店といえば皆様がご存じ!のキーパーさんを例に挙げさせていただきたいと思います。くれぐれも誤解なさらないようお願いをしたいのですが、当店はキーパーさんの使用している機材・溶剤を詳しく見たわけでも触ったわけでもございませんので、あくまでも世間一般的な口コミや、実際に利用されたユーザー様から直接お聞きした内容に基づいて、当店としての見解を述べさせていただきます。

恐らくキーパーさんが美観維持のために勧めていることは、ダメージを受けるトップ被膜の定期的な塗り替えだと思います。「トップ被膜に柔らかさ・しなやかさを持たせて、塗装にダメージを与えるもの(汚れや鉄粉・固着物など)を被膜に受け止めさせる。その被膜を1年に1回メンテナンスの際に剥がすことで被膜が受け止めた様々なダメージ物をキレイに取り除き、再度トップ被膜を乗せ直すことにより美しさをキープさせる」という考え方で組み立てられていると思われます。


要するにキーパーコーティングさんは、

定期的なメンテナンスが絶対に必須となる仕組みです。


それに対し、当店が美観維持のためにコーティングに求めるものは、超長期で美しさを維持できる厚く強固な被膜です。「トップ被膜をできる限り硬度の高いものにすることで、被膜が受けるダメージをできる限り減らし、メンテナンスを定期的に受けていただかなくても良いようにする。それによってお客様にできるだけ無駄なお金を使わせないようにしながら、超長期で美観維持が出来るような仕組み」を目指しています。

要するに当店は、

定期的なメンテナンスをしなくても美観が維持できる仕組みを目指しています。


違い② 信頼できる職人に担当してもらえるのか?

コーティングの効果は、施工環境および施工技術によって効果に差が出ます。これは当店のホームページトップに書かせていただいている内容です。

コーティング剤は“食材”と同じ。生かすも殺すも「人」次第。

大手チェーン店さんの最大のデメリットは、「誰が施工をするのか?が見えない」ことだと思います。
いくら高価なコーティング剤を使っても、使い方が悪ければ効果は発揮されませんし、美しく仕上がりもしません。

ではどの店舗に腕の良い信用できる人がいるのか?
わかりませんよね?
もし分かったとしても、その人が自分の車の担当になってくれるのかもわかりませんよね?
これがチェーン店の最大のデメリットだと我々は思います。

逆に我々のような小規模専門店の安心感は、そこにあると思ってください。
・誰が施工するのか?
・どんな環境で施工するのか?
が明確に分かります。専門の知識と技術を持った少人数精鋭の職人だけが、みなさんのお車を担当します。


違い③ 商売としてのコーティング

チェーン店は、様々なコストと闘っておられます。例えばフランチャイズ料だったり、広告料だったり、過分な材料費だったり。。。これらが自分たちの意思や経営状況などに関係なく徴収されていると思います。ですので、どうしても売上優先・利益優先の運営をせざるを得ないと思います。

例えば我々のコーティングでは、メニューにもよりますが作業に平均5~6日ほどかけます。理由はホームページ内で詳しく説明をさせていただいておりますので是非お読みいただければと思います。

専門店としてお車をすみずみまで丁寧に触ると、これぐらいの時間は絶対にかかります。

ところがキーパーさんのメニューだと、わずか数時間で完了するメニューもあります。全コーティングメニューの平均でも1~2日ほどで終わってしまうものがほとんどです。


商売としてはわずか1~2日で8万も10万ももらえたら非常にもうかる仕組みです。我々から見るとうらやましい限りです(笑)でも、結局そういう取り組みが招く結果は、ディーラーさんと同じく「世間的な評価が悪くなってしまう」という悪循環につながりかねません。



当店は、以前からこだわり続けている「お車を徹底的に隅々まで丁寧に見る・触る」を継続してまいります。

1台のコーティングに約1週間もかけるのは非効率だ!と馬鹿にする人もいるかもしれません。でも、その非効率の中にこそ本来求めるべき結果があるのではないか?と当店では考えています。

コーティング剤の効果を徹底的に引き出す!我々はそこに常に挑戦し続けていきます。

最後に

愛車のことで疑問やお困りの場合は、まずスタートラストへお気軽にご相談ください!

コーティング専門店スタートラスト
【ホームページ】 https://start-trust.jp
【電話番号】   052-888-8805
【定休日】    第一・第三水曜日
【営業時間】   9:00~19:00
【メールアドレス】  inquiry@start-trust.jp
【問合せフォーム】  メールフォームはこちら>>
【LINEチャット】   LINEチャットはこちら>>

ご来店もお気軽にお越しください♪スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。当店で出来ない事でも、信頼できるお店のご紹介いたします!
例)カスタム、事故修理、板金塗装、各種リペアなど


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次