ガラスコーティングG'zox@BMW:320d
最近、ディーゼル車をお預かりすることが多いですねー。たまたまだとは思いますが^^
先日販売したマツダのCX-5、コーティングでお預かりしたBMWのX5、で今回のBMW320d。
いずれの車種も、ディーゼル車って気づきにくいのが特徴ですね!ほんと静かですよ。(自分がニブイだけか・・・?)
今回のコーティングは、お客様の持ち込みでお預かりしたものを施工します。
G'zox。
昔からある有名なブランドですね!プロとして、正直な感想を書きます。あくまでも私個人が感じる事ですので、なにとぞご容赦ください。
では早速はじめましょう。
まずは磨きから↓
うーん、結構塗装がいたんでますね・・・
パールなどの淡色と呼ばれるカラーは、キズやシミなどの症状が見えにくいのが影響して、早期発見が出来ない事が多いんですね。
お客様が「なんか気になるなー」って持ってこられる時は、既に症状が悪化しているって事が多いんです。
病気と同じですので、定期的な健診をおススメしたいです。(見せに来てもらうだけでもOKですよ!見るだけならタダですから!)
ライトの周りに無数にある「輪ジミ」。
一般的には「ウォータースポット」と呼ばれるものですが、ウォータースポットは、症状の浅い・深いで段階分けができます。
当店の段階分けは以下の通りです。
・塗装の上に乗っているシミ=(シリカ)スケール
・輪状の輪郭部分が塗装に少し侵食している=スポット
・輪状全体が塗装を侵食してえぐれている=クレーター
上の写真の状態は「ほぼスケールだが、一部スポットになっている」と診断しました。
なので、診断に合わせた磨き方で全体をポリッシングしていきます。
あと、淡色車で気になるのが「水あか」ですよね?
これは、皆さん誤解されている事が大変多いのですが、水あかと呼んでいる症状が実は「油(ゆ)あか」という事が多々あるんです!
油あかなんて聞きなれない言葉かもしれませんが、字のごとく油によって汚れているという意味です。
例えばドアを開け閉めするハンドルの下に垂れる黒い筋状の汚れとか、ミラーの下に出来る同様の汚れ。
これらのほとんどが「油あか」だと思っていただいて結構です。というのも、ドアハンドルやミラーの中には、モーターや歯車などの部品が入っており、その部品にはグリスがしっかり付いております。
雨や洗車でグリスに水が付き、その水にグリスが溶け出して流れ出てくるのが、すじ状の汚れとなっているんです。
コーティングと油の相性は、あまりよくありません。
よく言われますよね?「コーティングした車には、ワックスはかけないでください」って。ワックス=油です。
この水あかや油あかに対する耐性は、コーティング選びをする際に重要視していただきたい項目であります。
今回、お客様からお預かりして施工するG'zoxが、どの程度の耐性があるのかは全く分かりません。当社でテストしておりませんし、メーカーもそのような耐性テストやデータをしていないようですので。
ただ塗った感じで言うと、正直な感想を言います。
耐性は高くないだろう、です。
まず、2液制(①と②を混ぜて使うタイプのコーティング剤)である事。過去に様々な2液タイプを使用してきましたが、効果の高いものは正直ありませんでした。
次に、塗りこみ→ふき取りで感じる感触。滑る感じなんですね。滑る=シリコーンが多く含まれている、という感じを受けます。
ガラス成分が多いコーティング剤だと、ふき取りが重いんです。しかも、初期硬化後にきれいなクロスでゆっくり撫でてみると、新品の窓ガラスのようにひっかかるんです。要するにふき取りづらくなるんですね、純度(ガラス成分)の高いガラスコーティング剤は。
今回施工したG'zoxは、ふき取りがスムーズです。あまりコーティングの経験がない人でも、塗りやすいかもしれません。という事は、純度(ガラス成分)は低いでしょう。3か月~半年ごとの再施工が必要なのでは?と感じます。
3ヵ月~半年ごとにコーティングをする必要がある事を承知の上で、このコーティングを施工するという事でしたら、問題ありません。
コーティングって、目に見えないものです。だからこそ、信用・信頼が大変重要になるものだと思います。
コーティングについて、疑問や質問、不明点などございましたらお気軽に何でもご相談下さい!相談はタダですから(笑
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