事故修理や再コーティングのアドバイス

2024/10/22

保険修理はルールを守りましょう！

ご不運にも事故などでお車がキズついてしまい、板金や塗装など修理をしないといけなくなることがあると思います。コーティングを施工済みのお車であれば、コーティングの再施工も受けなければいけません。最近個人的にとても気になることが多いため、皆様の少しでもお役に立てればと思い書かせていただきます。

よく見る光景

当店でコーティングを施工いただいたお客様で、このような流れを目にすることが非常に多いです。

事故にあってしまい、修理をすることになったんですが、再コーティングってどうすればいいですか？

大変お気の毒でございました。流れとしましては、修理が終わられましたら当店へ再度お車をお預けいただき、再コーティング作業を行ったのちにお引取りに来ていただく、これだけになります。

わかりました。ディーラーで修理をするので、その後に持っていきます！ディーラーで借りたレンタカーはコーティング再施工の期間中もそのまま借してくれるので、その間はお店の代車を貸してほしいです。

それは出来ません。当店はディーラーの下請けではありませんので、コーティング作業についてはディーラーとは全く関係がないため、ディーラーでレンタカー費用が発生している状態で当店でも代車費用を発生させるという行為は保険金の二重請求となってしまいます。どちらか一方のレンタカーまたは代車をお使いいただかないといけないです。

という具合に、ディーラーが少しでも保険請求をするためにあれこれ勧めたり日数を引き延ばそうとする行為が見受けられます。

・修理期間を必要以上に伸ばしたり、そのお店と関係がない作業の期間中もそのお店がそのままレンタカーを貸そうとする行為は、厳密にいえば保険請求日数の引き延ばし行為です。

お客様が知らないところでそういう詐欺的な行為に巻き込まれてしまう可能性がある、という点にご注意ください。

また、当店では今まで何百台も板金や塗装のあとの再コーティングをさせていただきました。板金・塗装の修理後の仕上りがとても悪いという状況を何度も見てきました。これは、ディーラーだから大丈夫、ではまったくありません！

というより、ディーラーでの修理後の状態は良くないことの方が多いです！こういう言い方をして申し訳ないですが、、、でも本当です。ディーラーは、車の販売や整備が主な仕事です。板金や塗装は本来の業務ではない訳です。コーティングもしかりです。

ではなぜディーラーは本業ではない業務も取りたがるのか？理由はたった一つ、おいしいから、です。要するに、お金になるからなんですよ。

保険請求すれば、一般ユーザーとの直取引よりも高く請求が出来る、代車やレンタカーを出せばその費用も請求できる、再コーティングもお金になる、だから仕事を取りたがる訳です。

設備や店構えと技術力は比例しない！

考えてみてください。ものすごく修理の腕が良い人がいたとします。そんな人が、いつまでも中途半端な月給で、やってもやっても大きく給料が変わることがないような職場にずっと居続けると思いますか？

腕が良い人は、普通は独立しちゃいますよね。僕なら独立します（笑）

という事は、こういう言い方をすると大変申し訳ないのですが、ディーラーや大手自動車販売店にはあまり本物の職人さんが育ちにくい、こだわりの強い職人肌の社員が少ない、ということなんですよ。

どれだけ店構えが立派で、どれだけ高額な機械・マシンが入っているお店でも、それらを100％使いこなせる職人がいないと良い仕上りには絶対になりません。